ピーチ姫 | 天狗と河童の妖怪漫才

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笑える下ネタ満載……の筈です。

好きなかき氷の味ブログネタ:好きなかき氷の味 参加中




コンビニでアイスを物色していると、サクレの桃味を発見した。



しかし、失敗だった時の保険としてレモン味と桃味の2つを持ってレジへ。



すると、店員さんが夏休み中のアルバイトなのか、可愛らしい感じの女子高生だった。



すげー癒されるなぁ。



たぶん処女なんだろうなぁ。



ちゃんとパジャマに着替えて寝てるんだろなぁ。


いいなぁ。



このままレジぶっ壊れないかなぁ。



でも待ってる間にアイス溶けちゃうかなぁ。



桃とレモンと女子高生って爽やかだなぁ。



で、気が付いたらアパートに着いてたって感じのウキウキした気分だったのよ。



それでサクレを食べようとコンビニの袋の中を見たら、入ってるスプーンがプラスチック製のやつ…。




……ふざけるな。と



なんだ、あの女?



クソガキが…。



アイスは木のスプーンだろ!と。



これ、プリン食べるやつじゃん。



もおおおおおおおおおお!!!!



なんなんだよ。



サクレの固さにプラスチックで勝てんのかよ。



これがもしパナップで、このスプーンだったら末代まで呪ってたわ。



最近の若いやつはスプーンの違いもわからんのかね?



こっちはもう口が木の口になってる訳よ。



しょうがないから桃味は冷凍庫に入れて、レモン味をプラスチックのスプーンで食べることにしたんですよ。



これがね、ベストコンディションだったのよね。


コンビニから歩いてる時間とサクレの溶け具合が完璧だったのよ。



プラスチックのスプーンがサクレの上に乗ってるレモンの脇の隙間に刺さったのよ!



そんで、食べたらスプーンが木と違ってツルツルしてるから氷本来の清涼感だけが伝わってくるのよ。



そして何よりも、スプーンとしてサイドに縁があることで、ちゃんと氷を掬えているから食べやすいというね。



そもそも木のヘラにかき氷を乗せて食べることに無理があった。



あいつはスプーンじゃなく、ヘラだった。



かき氷に鉄製のスプーンは昔から何か嫌だったけど、プラスチックのスプーンはいいね。



あの子やるねぇ。



やっぱいい子だったわ。



今頃はヌイグルミ抱いて寝てるわ。



何がいいって桃味のお姫様が冷凍庫で待っているという幸福な未来。



何事もチャレンジしなきゃ世界は変わらないということを教わった気がする。