私は遅い派
天狗「立ち直り?そうだな、いまは遅いかな。若いときは一晩に何発もやれたけどな」
河童「そこの立ち直りの早さじゃねーから!」
天狗「違うの?」
河童「違うわ!どんなブログネタだよ。気持ちの、メンタルの立ち直りの早さについてだから」
天狗「遠野なぎこ的な話?」
河童「そこまでテーマ重くねえよ」
天狗「だいぶ昔の話だけど、女に目の前でリストカットされた経験あるのよ。でも、そこから奇跡的な早さで立ち直らせたことあるよ」
河童「そういうことを軽く言うなよ」
天狗「別に彼女でも付き合ってた訳でもないのよ。ちょっと居候してただけでさ。ただね、俺が若い連中に伝えたいのは、若いときの女を見定める能力って性欲に左右されてるから気をつけろよと」
河童「何が言いたいのかよくわからないよ」
天狗「若いときって女の内面や価値観よりも“おっぱい”とか“やらせてくれそう”っていう別のチェックリストを持ってるだろ?そのチェックリストは完全に間違ってるから破り捨てろ!すぐに」
河童「女に対してそんな考えだから痛い目みるんだよ」
天狗「よく判断しないで中途半端に女と関わるのは危険だよ。だが、しかし、リストカットや包丁の修羅場を掻い潜って…俺ちゃんと生きてます」
河童「自慢にならねえよ」
天狗「いつ殺されるかはわかりません。けど、そんな危険な状態になってしまった時に助かる方法が1つだけあります」
河童「いやいや、そういう男は痛い目みたらいいんだよ」
天狗「悪気はなくても結果的にそうなってしまう男もいるんだよ。若いときにはそういう女を呼び込んでしまうこともあるのよ」
河童「立ち直りの早さと関係なくない?」
天狗「修羅場からの立ち直りの早さじゃダメなの?」
河童「誰にでも通用するもんじゃないでしょ」
天狗「それはそうかもしれないけど、何もしないで相手に死なれるか、こっちが殺されるかの状況下で瞬時に正解を出さなければならないんだぞ?」
河童「その状況下に陥る時点で不正解なんだよ。素直に罰ゲームを受け入れろよ」
天狗「男女の関係に正解なんてねえよ。どんな状況下だろうと、そこは現実の世界であって目を背ける訳にはいかない。ギリギリの崖っぷちでは安っぽい諦めなんかは何の解決にもなりゃしねえんだよ」
河童「崖っぷちから立ち直るのとさ、崖っぷちから落ちてから立ち直るのでは違うの?」
天狗「あのさ、よくライオンは自分の子供を谷底に突き落とすというよな?」
河童「そうだね。谷底から這い上がってきた強い子供だけを育てるという」
天狗「なんでそんなことをするんだよ」
河童「なんでって(笑)より強い種を残そうという生物学的な行動じゃないの?」
天狗「それは這い上がってきた世界の話だろ?そこを基準で考えてるよな。現実的には、谷底に弱いライオンの群れが出来上がるんだよ。そいつらも、なぜか子供を更に低い谷底に突き落とすというね」
河童「……これ、なんの話?」
天狗「ライオンの話だね」
河童「必要ある?」
天狗「…ないか?」
河童「自分から言い出したんだろ!ようするに百獣の王も1度は谷底に落ちてるって言いたいんじゃないの?」
天狗「そんなに都合よく谷底ねえよっていう話じゃないですか」
河童「知らねえよ!お前が言ったんだろ」
天狗「自立してるやつなら突き落とされた親に這い上がってまで依存しないでしょ。百獣の王ってニートなのか?」
河童「ニートは大人だろ!まだ子供なんだから単純に親に甘えたいとか生きてくためには必死に崖を登るだろ」
天狗「やってることは虐待だよね」
河童「これはライオンの話だからな」
天狗「違うよ。今回のブログネタは立ち直りが早いか遅いかの話だよ」
河童「お前が言うなよ!!」
天狗「俺はちゃんと会話を立ち直らせたぞ」
河童「遅すぎるわ!」
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立ち直り早い?
・早い
・遅い