一部設計変更した24cm四方の水琴窟 | ロードバイクと旅と日常

ロードバイクと旅と日常

2010年、大阪でロードバイク(風神雷神号で)デビュー。2013年に4回の引越を経て、再び関東に拠点を移す。道のあるところなら、どこへでも。

大きな素材(コンクリート桝、高さ70cmの花瓶)の調達や配達が済み、いよいよ水琴窟試作を開始。

花瓶に水を溜め、水滴を落として音がするかどうかのテストと、音が最も聴こえる水位(花瓶内部の深さ64cmに対し、水位4cm)を探り当ててから、最適水位を保てる位置に斜め上から穴を開ける。

開口後、再度水滴音の確認をして、水琴窟本体(花瓶)の準備は終わり。

次に盆栽鉢の2か所の底穴に16φのバルブソケットとエルボを取り付ける。


ソケットとエルボのネジ切りの外径が盆栽鉢の穴に合うよう、穴の大きさを調整し、ソケット・エルボと盆栽鉢の間にゴムのOリングを挟んで締め、水漏れしないかを確認。


そして、水琴窟の外郭であるコンクリート桝を設置すべく、庭に穴を掘り始めた。
元々、雨水の滞留対策でオーバーフローを含めて施工するので、一時貯留と排水を兼ねた溝を設ける。

その上で、空いたスペースに水琴窟を試作するという構想。

以前に石板で植込みを作った際に最低限の試掘をして、埋設管の確認をしているが、今回は未掘の場所が多いため、スコップではなく、シャベルで慎重に掘ることにした。

浸透桝の高さをGL 0とするが、写真の左手前から右奥に向けて、地表面は傾斜しており、諸々の設置は設計図面を基本に現物合わせになり、細かな調整をしつつ作業を進めるとこになる。
概ね水路を設けるGL-50まで掘り下げ、水琴窟設置エリア(左奥)と、念のため水道メーターの左側を更に100mm掘り下げたところ、予期せぬ埋設管が現れた。


全体像が見えない中で拙速な判断はしたくないが、どう見ても必要のない継手で繋がれており、メーター近くの配管から、若干の漏水があった。

もしかすると、この僅かな漏水は雨水の浸透を邪魔しているのかもしれない。

いずれにせよ、一旦作業を中断して、漏水対応をせざるを得ない。

掘り下げた溝にiPhoneのカメラを差し込み撮影してみると、配管が外れかかっていた。
その場所に配管用の接着剤を盛り、30分後、固まりつつある状態で形を整えて、固着に3時間(……接着剤の説明書だと完全固着に1日必要だが、実用固着は3時間とあった)、固着するまでの間は、水路の設置や配管を避けた水琴窟の設計変更をした。

埋設管発見前の設計図

発見後の設計図

そして、本日の施工は、水路の途中まで。

さて、設計変更して次に気を付けなければならないのは、水琴窟設置予定の空間や作業スペースに埋設物があるかどうかを調べることだ。

時間の都合で次週以降の調査となるが、既設配管の下から1,000mm(GL -1,150)まで掘り下げ、想定される配管以外に何かあるかを確認する。