”執着を手放す” | 探求

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日々の身体と心の動きを観察する日記です

数日前の布美子さんの記事、何回か読んだけど、本当にそうだよな、難しいよなあと思いました。

 

よくたとえ話で、スキーの話とかするんですけど、自分の運動神経に自信がなくて、スキースキルがないときは、緊張するなって言われたって、どうしたって身体が固くなります。海で泳ぐのだって、泳げない人は、やっぱり必死で固くなってしまいます。プールで泳ぐのも、よく泳げない人がいて、そういう人はみんな動きが固い。私が泳いでいると、たまに泳ぎ方のコツを聞かれたんですが、実は一番のコツはビート板を持ってでもいいので、壁を蹴って力を入れずにまっすぐ蹴伸びすることなんですね。それが水に浮くというコツで、前に進もうとキックしたり、腕を動かしたりすると、かえって前にも進まないし、それどころか沈んでしまいます。究極的には力を抜くことです。

 

でも、理屈は分かっていても、怖いものは怖いですよね。何かに執着したくなります。良い方に変わると思っても、変わること自体がすごく怖い。執着するとき、恐怖がそこにはあります。それを否定しないで、どうやって認めるのか。難しいテーマです。