「心の4大生活習慣病」 | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

男性は「見え・意地・プライド・嫉妬」の「心の4大生活習慣病」を患いがちだ。

ことに定年退職をした男性は、「心の4大生活習慣病」を発症しがちだ。



私の塾にやってくる高校生の父親は、年齢も50代、社会的地位を確立した方も多い。

もちろん、ほとんどの方はとても礼儀正しく良い方なのだが、時々「心の4大生活習慣病」を発症されている方もいる。

以前お医者さんをされているお父様が子供車で迎えに来ていて、車までご挨拶に行ったが、お返事もされなかった。

症状は深刻だ。


もちろん逆に、大きな会社の社長さんをされているにもかかわらず、私のようなものの、言葉を一生懸命聞いてくださり、なおかつ、とても礼儀正しい方もいらっしゃる。

きっとそういう方は、仕事を辞めた後も、前向きで明るい人生を過ごす。


私の同年代の男性は、いよいよ定年にさしかかろうとしている。

定年後に素の◯◯さんに戻った時、新しいことに対し無邪気に子供のように接することができるだろうか。

新しいことに挑戦するワクワク感を持つことができるだろうか。

それとも「心の4大生活習慣病」に悩まされてしまうだろうか。


私は自営業なので定年は無いけれど、その年齢になったらコロナで先送りになってしまった大学院に進学したいと思っている。

そして大学生のサークルに入れてもらって、大学生活を楽しんでみたいと思っている。

無論大学生たちには迷惑だけど、そんなバカが1人くらいいたって大学は笑ってくれそうだ。



今日、生命保険の担当の方に聞かれたので、こう答えた。


「あと13年、自分の好きな仕事をやろうと思います。」


26年間、勤めた学校を辞めてから10年が経った。

あの時止めていなかったらどうなっていたのかと想像しても、あんまり明るい景色が見えてこない。

でも、今は定年後のことを考えることもなく、自分の居場所でぬくぬくと仕事をしている。

しかもその仕事は、自分にとっては趣味のようなもので、苦痛感がない。


だからきっと、端から見ると良い年をした子供に見えるかもしれないけど、「心の4大生活習慣病」にかかる心配はなさそうだ。