国公立大学の小論文対策 | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

共通テストが終わり、国公立大学の出願が始まる。

すると、後期日程も含めて小論文を課すというケースも現れる。

愛知県では愛知教育大学が代表だし、関東では横浜国立大学などがそれにあたるだろう。



こうしたケースは、ほとんどの場合、今日に至るまで小論文の面接対策も何もしてないケースが多い。


無論、学校等での小論文の添削等はあるかもしれないが、文章直しの域を出ないので、大きなアドバンテージを作る事は困難だ。

また、国公立大学の小論文の問題を、年間で100問くらいは指導する側がこなしてきた経験もなければ、指導が難しいだろう。


面接も同様のことで、適当な形だけの「演劇面接」は、大きなアドバンテージにはならない。


ただ、一方では受験生も共通テストを受験しなければならないため、ほとんどの受験生は、ほとんど小論文や面接の準備することなくそのままで小論文に挑んでくる。


言い方を変えると、少しでも思考的な取り組みをすれば大きなチャンスがあると言うことだ。

もちろん、型やマニュアル、の小論文では他者との差をつけることはできない。

そのためには論理的思考はもちろんなのだが、そこに至るための批判的思考が強く求められる。


私のもとにもそうした小論文対策を依頼してくれた受験生が今日だけでも3人。

中には後期日程を見据えている受験生もいる。


そうした受験生たちは、短い期間ではあるが良い取り組みをすれば、前期日程や後期日程に勝利することができる可能性が高くなる。


しかも、ここまでの暗記中心の学びから思考中心の学びとなるため、意外にも楽しい取り組みをすることが可能だ。


前期日程、後期日程までの短い期間ではあるが、そうした受験生たちを、遠方の受験生に関するオンライン指導も含めて応援できることがとても楽しみだ。

そしてそれが合格だけではなく、人生の糧になることを心から願っている。