本来は、1月29日に今年度の高校3年生日本史講座は終了の予定であったが、1月30日におまけの1回を実施した。
無論本来の予定にない講座であり、押し付けがましくならないようにボランティアで実施した。
今年の高校3年生の日本史講座は、初めて県外からの参加者は愛知県からの参加者を上回り、コロナの影響もありオンラインが中心となった。
東京都や千葉県、山梨県や静岡県、兵庫県や大阪府といった地域の高校生が、愛知県の塾に通うと言うのは本当に不思議なことであるが、そういった生徒の一人ひとりがみんな一生懸命に日本史のメソッドに取り組んでくれた。
とにかく覚えるしかない
日本史の勉強をそう思っている人は多い。
それがなんとなく受験の常識でありそう思い込む気持ちは理解はできる。
それにそもそも受験において暗記を否定しているわけではないが。できることであればとにかく覚えるしかないではなくて、覚える以外にもこんな方法があるよ、こんな勉強法があるよ、そもそもそれは日本史として楽しいことだよ、そんなことを学んでもらえると本当にうれしい。
この1年間の間に出会った全国の生徒たちは、いよいよこれから私立大学、そして国公立大学に挑む。
偏差値の高い大学に合格した者が偉いのではなく、それぞれがベストを尽くしたものが賞賛に値するのである。
彼らは皆感謝をしてくれるが、感謝しなければならないのはこちらの方である。
本当に楽しい楽しい時間であった。
大人であったり仕事をしたりするというのは辛いことや嫌なことが本当にたくさんあると思うけど、彼らとの関わりの中で本当にたくさん助けてもらった。
こうして巣立っていった若者たちと、また再会すると言う楽しみをいただいている。
そんな彼らの前途が明るいものであることを心から祈ってエールを送る。