日本史教育に選択肢を~対面やオンライン~ | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

全員が同じことをしなければならない、そんな社会は当然ながら窮屈である。

いわるゆ全体主義の社会である。

一方、それぞれのライフスタイルに合わせて、多様な選択肢がある社会は、自由であろう。

 

35年前、自分が初めて教員になったころは、教育の世界は誠に窮屈だった。

特に生徒にとっては選択肢が乏しく、勉強方法、授業の受け方などは決められたレールの上を進む以外にほとんど道がなかった。

例えば、学校が窮屈となった時、今の時代のように通信制や単位制の選択肢は乏しく、ましてや海外の高校に行くとか想像もできないような時代だった。

 

コロナ禍は教育においてもやっかいな存在ではあるが、同時に選択肢を増やしたのではないか。

確かに学校は休校になったが、世界中でオンラインで教育を受ける選択肢が明確になった。もっとも世界の先進国と異なり、日本のほとんどの学校はオンラインに対応することができずそれは今日でも変わらない。

 

さて、長坂塾はコロナ前からオンライン授業を普通におこなっていたが、高校2年生、高校3年生の日本史講座は、受講生の選択に応じて「対面」「オンライン」「録画」を選択することができる。

特に「対面」と「オンライン」のハイブリッド授業であり、例えばライブの授業を東京の「オンライン」の生徒と、名古屋の「対面」の生徒が同時に受けている。

 

むろん、それによって授業のクオリティが下がることはありえず、生徒側の集中が切れることもない。

 

長坂塾に限らずこうした選択肢が増えることは、教育の機会を多様化する。

すでに同時に授業を受けている生徒のなかで、「対面」より「オンライン」の生徒のほうが多い。

むろん、その授業自体が、従来の「暗記するしかない日本史」でなく、だからこそ「対面」でも「オンライン」でも体験をしてくれた生徒が全員入塾してくれている。

 

選択肢を持てることはいいことだ。

どの方法がいいのではなく、先生、受講方法などに対し選択肢があり、生徒がそれを選べる、それこそこれからの教育に絶対に必要なことではないか。

 

現在、高校2年生の日本史講座がスタートしています。

「対面」でも「オンライン」でも随時体験を行っています。

テーマ別日本史解説集』「暗記しない日本史はなにか、一度、体験してみませんか。

まずはこちらまでご連絡ください

080-5829-9846(長坂塾)