勉強はたのしくないと! | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

スターバックスにコーヒーを買いに行ったついでに、生徒への差し入れのチーズとあまおうのタルト。
とてもおいしそう。

 

生徒へのクリスマスプレゼントだと説明したら、店員さんが、

 

「嫌な勉強も楽しくなりますね」

 

なんていってくれた。

 

だが。。。。

 

そもそも勉強は楽しい。

 

「勉強は我慢だ」

 

なんて絶対におかしいし、それは教える側が、勉強をつまらなくしているだけだ。

 

新しいことを知る、わからなかった謎が解ける、これが学ぶことの原点であり、そこから新たな疑問を持ち、さらに探究を深める。

それこそが勉強であり、学びである。

 

眠たくなるのを、無理やり起こして、強制力を持ってやらせるのは、勉強ではない。

それは絶対に楽しくないし、前向きな学びでもない。

 

受験でもそうだ。

どのような勉強であれ、楽しいことに勝る学びはなく、いかに楽しく学ばせるか、それこそが教える側の技量ではないか?

 

そんなことしていても受験は勝てない、そんな声も聞こえてくるが、楽しくて勝てればなおいいではないか!

 

もっと、学ぶことをリスペクトすべきだ。

学ぶことは、本当は素晴らしく楽しく、間違いなく人生の糧であり、それはひたすら暗記させることではない。

そんなんで受験に勝てないというのは、そもそも教える側がクリティカルでなく、ひたすら常識に縛られ、そんなもんだの思い込みだけで指導しているからだ。

 

スタバのタルトは美味しい。

むろん、これは頑張ったご褒美ではなく、普通にクリスマスプレゼントである。

勉強も楽しく、スタバもおいしい、そんな人生のほうが何倍も私は素敵だと思う。