思考の場として | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

新しい長坂塾が徐々にであがりつつあり、仕事帰りに立ち寄るのが日課になっている。

 

今年は、この2年に比べて小論文指導のご依頼が4月から多い。

やはり、この時期から指導をさせていただけると、なによりじっくりと取り組めるし、さらには志望理由書へのアプローチも、当然ながらより思考的になる。

夏以降の、ご依頼にお応えできるか不安になるくらいの状況だ。

 

この新しい事務所は、まさにこうした思考の場として成長させていきたい。

AIが進化し、人間の仕事が大きく変わろうとしている時代に、いかに自発的に思考し、時に創造的になれるかが問われる。

今日も新しく個別に来てくれた高校3年生は、すでに新時代を予感させる思考型であり、多彩なコミュニケーション力を有していた。

個別小論文の、いつも最初のお題から、じっくり2時間近く、楽しく「対話」をし、「意識」とは「他者への認識」なんて、素敵な発言もしてくれた。

 

今後は、ますますこうした教育の必要性が高まる。

だからこそ、この新しい教室は、そうした若者たちの未来を形成していく場になればと思う。