最近は、来年度に向けてのお問い合わせをよくいただく。
来年度の高校2年生、さらに高校1年生は新テストの移行に直面し、だからこそ小論文や日本史も、早めに始めようというものだ。
まずは、小論文であるが、これが文章力の問題ではないことはいうまでもなく、読書によって解決するものでもない。
もちろん、知識不足は本質ではない。
ましてや、大人数で説明を聞き、お手本を見ながら書いたものを提出し、添削されて返却される・・・これはもう小論文指導ではない。
まずは、思考を重視すべきである。
小論文への取り組みでもっとも大切なことは、批判的思考であり、つまりは「疑問」である。
知識型の取り組みに比べ、正しいこと、事実に対し「疑問」を持つことは容易ではなく、やはりその訓練には時間がかかる。
受験が近く切羽詰まれば、どうしても過去問演習になってしまうが、早期の取り組みであれば、「対話」を基幹とした本質的な取り組みからスタートでき、いうまでもなくそれは、そもそも文章を書くことですらない。
そうした取り組みを高校1年生から、2年生からしてこそ、小論文への思考力が育っていく。
日本史は、そもそもでいえば、授業が非常に重要だ。
よく、
「学校の試験はできるが、模試になるとさっぱり」
なんてケースがあり、それを教員は、
「あの生徒は、本当の実力がない」
などというが、それは違う。
そもそも授業がよくないに尽きる。
ぜひしていただきたいのは、授業の内容で、志望校の問題、センター試験の問題が解答できるかである。
ノートやプリントを横に置いて、問題を解いてもらいたい。
「なるほど、そういうことか!」
と、ノートやプリントを見て納得するか、さらには授業中の先生の説明が、そういった問題の解答に直結しているか、そこの見極めが大切だ。
これは覚えている、覚えていないかの問題ではない。
こうした良き授業などの取り組みが、さらには早期であってこそ、高偏差値につながるのである。
なお、模試の前に、ただただコピーされた模試の過去問配布が急に行われる・・・これはもう悲劇でしかない。
まずは、良き授業が重要であり、そこでつまずくと、もうずっとうまくいかない。
「日本史はあとからなんとでもなる」
なんて真顔で言う人もいるが、ほとんどの人がセンター試験すら、あとからどうにもならない。
ましてや難関私大、早慶なんて、あとから・・・、何を言うかである、
超進学校でも、センター試験の学校全体の平均点は80点なんか超えないのが現実で、普通にセンターで80点を超えるには、それ相応の手順を踏み、合理的な取り組み(とにかく覚えろ式ではない)をしなければならない。
そんなことを、ぜひ参考にしてほしい。
2月23日(土)と3月16日の10時より、まずは新高校3年生(つまりは高校2年生)対象の日本史講座無料体験を行います。
入塾しなくても、新しい2019年度版の『テーマ別日本史解説集』を見て、日本史の勉強法を知るだけでも参加する意味があります。
よかったら、ついでに小論文の説明もします。
また、遠方の方は、ZOOmでの授業も3月後半からスタートします。
お問い合わせなどは、こちらです。