最初の「自主性」さえあれば、あとはコーチが学力を上げる | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

先日、東京に所用で行ってきました。

新幹線や夜行バスも検討しましたが、日程がタイトすぎ、結局は車での日帰りとなりました。

 

そんな東京で、ご連絡をいただき1組の親子と会ってきました。

所用は五反田でしたが、埼玉県からわざわざ五反田までお越しいただき、しかも21時という遅い時間の出会いでした。

 

この出会いの目的は「30日間記憶の定着法」の指導です。

*12月10日(名古屋)「30日間記憶の定着法」セミナーのご案内はこちらです。

 

お子さんの高校2年生の男子生徒さんに、僅かな時間でしたが、この定着法の説明をしてきました。

説明をしながら矛盾するのですが、私は決してこの定着法を強くは勧めません。

あくまで、本人がやりたいと言えば、そのやり方を教えるというスタンスです。

 

つまりは、

 

「やりたいです」

「やります」

 

この言葉を自分の意志で、はっきりと親の前で宣言させることが大切なのです。

私は、この言葉を最後に行ってもらう、そんな自分が行うカウンセリングを「やる気スイッチカウンセリング」と呼んでいます。

 

確かに勉強法は大切であり、やみくもな勉強ほど時間と労力をロスをします。

もちろん、自分で勉強法を考えなさい、勉強計画を自分で立てないといった指導も効果が低いことは、経験則で誰でもわかっています。

 

しかしそれでも大切なことは「自分の意志」であることは変わりはないのです。

だからこそ、本人の口から、

 

「やりたい」

 

と言ってもらことが、何よりも成功体験への道となります。

 

これは日本史入試対策講座でも同じことで、無理やり参加させてやはり結果に結びつく可能性は低く(むろん、体験参加でやる気がでることもありますが)、こちらも自分の意志が必要です。

これを「自主性」と言います。

この最初の一歩の「自主性」さえあれば、あとはコーチである指導者が結果にコミットさせてあげるよ、それが学習指導だと思います。

 

日本史入試対策講座「長坂塾」の冬期講習のお知らせはこちらです。

冬期に8日間の直前講座を開催します

 

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