先日、東京に所用で行ってきました。
新幹線や夜行バスも検討しましたが、日程がタイトすぎ、結局は車での日帰りとなりました。
そんな東京で、ご連絡をいただき1組の親子と会ってきました。
所用は五反田でしたが、埼玉県からわざわざ五反田までお越しいただき、しかも21時という遅い時間の出会いでした。
この出会いの目的は「30日間記憶の定着法」の指導です。
*12月10日(名古屋)「30日間記憶の定着法」セミナーのご案内はこちらです。
お子さんの高校2年生の男子生徒さんに、僅かな時間でしたが、この定着法の説明をしてきました。
説明をしながら矛盾するのですが、私は決してこの定着法を強くは勧めません。
あくまで、本人がやりたいと言えば、そのやり方を教えるというスタンスです。
つまりは、
「やりたいです」
「やります」
この言葉を自分の意志で、はっきりと親の前で宣言させることが大切なのです。
私は、この言葉を最後に行ってもらう、そんな自分が行うカウンセリングを「やる気スイッチカウンセリング」と呼んでいます。
確かに勉強法は大切であり、やみくもな勉強ほど時間と労力をロスをします。
もちろん、自分で勉強法を考えなさい、勉強計画を自分で立てないといった指導も効果が低いことは、経験則で誰でもわかっています。
しかしそれでも大切なことは「自分の意志」であることは変わりはないのです。
だからこそ、本人の口から、
「やりたい」
と言ってもらことが、何よりも成功体験への道となります。
これは日本史入試対策講座でも同じことで、無理やり参加させてやはり結果に結びつく可能性は低く(むろん、体験参加でやる気がでることもありますが)、こちらも自分の意志が必要です。
これを「自主性」と言います。
この最初の一歩の「自主性」さえあれば、あとはコーチである指導者が結果にコミットさせてあげるよ、それが学習指導だと思います。
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