5月も後半になり、小論文を使って大学入試に挑む高校生たちは、小論文への取り組みに、日々頑張っていることであろう。
小論文とは、綺麗な文章を書くことが目的ではない。
もちろん、誤字脱字がなかったり、正しい接続詞やわかりやすい表現を使うこと、字が綺麗であることも大切であろう。
一般的な添削は、ほとんどこのことに力を注ぐ。
見た目は良くなるし、それ自体は悪いことではない。
しかし、それだけでは、良い小論文にはならない。
自分の考え(仮説)を証明していくための、知見も大切だ。
もちろん、それは、本を読んだりニュース見たりすれば良いのかもしれない。
だから
「ニュースを見ろ」
と言われる。
もちろん、それもおかしいわけではない。
これは先日の中日新聞の朝刊の社説である。
新聞を読むことは、とても良いことなのだが、現代では新聞を取っていない家庭も増え、学校の図書館に行けば新聞はあるのだが、高校生にとっては、とても遠い存在だ。
「新聞を読め」
だからこの指導はなかなか届かない。
そこで私の場合は、こんな指導をしている。
このこの社説に、例えば、こんなネット上の特集を添えてグループLINEに送るのである。
そうすることによって、ニュースや新聞の記事を読む確率を少しでも上げていこうと考えている。
様々な学部や学科を志望する生徒に送るためにその分野は多様であり、送る新聞記事やネットニュースも多くの分野をカバーしなければならない。
文学部もいれば、総合政策学部もいるし、生命科学部もあれば、医学部もあるし、獣医学部もあれば、経営学部もいて、ときには、健康スポーツ学部もある。
そうなると、そもそも、自分自身が新聞やニュースをよく見なければ、なかなかそれは難しい。
それだけではなく、そこで選択して送ったニュースや記事の内容を、対話の小論文指導のなかで取り入れていく、それもとても大切だ。
それを高校2年生の集団講座でも取り上げ、新聞記事を使った仮説の証明の取り組みを行う。
「書き方」を目的とせず、「考え方」を学び知見を広げ仮説を証明し論文化していく練習だ。
これはとても楽しい。
もちろん、これは受験のためだけではない。
AI時代が本格化する中で、いかに批判的能力を身に付けていくのか、問題を発見し、解決する能力を身に付けていくのか、そのために今日もせっせとLINEで情報を送る。
読者の皆さんが思ってる以上に高校生は読んでくれるのである。























