この記事は母の膀胱癌について記載しています

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昨年11月初旬。

 

尿路変更の手術の時に入れた尿管ステントを抜去するために入院した。

ステントを初めて抜くときは熱がでたりする事がある為、入院だった・・・と思う。

 

問題なく、ステントは抜去され、数日後に退院という話になった。

 

ただ、ステントがなくなると、

ストーマの開口部に触れる尿の量が増え、

皮膚が荒れたり、ストマの粘着度が落ちたりするので、

アダプトという用具を追加で使うことになり、説明を受ける為に父と病院へ行った。

 

病院へ行ったのは退院日の前日。

 

看護師さんが実演しながら説明して下さり、父も一緒に作業をする。

 

私は2人の作業を見ながらふと気づく。

左右同時に排尿しているはずなのに、右側のストーマの袋だけ全く尿がたまっていない。

 

それを看護師さんに伝え、みんなで見てみたが、

通常、絶え間なく尿が開口部から出てくるはずなのに、全くでていない。

 

おそらく尿管がつまっている状態で、翌日の退院がないということを皆が察した。

 

退院を楽しみにしていた母は、退院できないやんと言って泣き出した。

 

母をなだめるもどうしようもなく。

ストーマ交換が終わった後、病院を出た。

 

その日の夕方、病院から電話がかかってきた。