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先日、報恩講っていうのに初めて行かせていただきまして、

「忘れないうちに!!」と大慌てでブログにしたわけですが、

先日住職にやっといろいろ聞けまして、補足ブログになります。

「はじめてのほおんこー」はコチラ

 

さて、

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報恩講の時にメモった紙を握りしめやる気満々↑

 

まず、報恩講に着物を着て来いって言われましたけど、報恩講って着物である方がいいんですか?

 

住職

もちろん!昔は、「報恩講用の着物」って作ったくらいだからね!

 

「報恩講用」!?え!普段着ではないんですか??

 

普段着なんだよ、ちょっといい、特別な日の普段着。昔は親が、「報恩講を手伝いに行きなさい」なんて娘を出すときは、恥ずかしくないようにしなきゃいけないでしょう?それに、報恩講はお見合いの場でもあって、そこに来る若者同士のくっつけやすさと言ったら!住職はそこに来ている檀家さんの家のことを全部知ってるからね、宗教も同じなんだから尚更いい!

 

社交界デビュー&お見合い!!そりゃ勝負着物作りますね!!そして住職スーパー仲人ですね!!

 

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お手伝いしてたおばあちゃんたちがやたら着物を褒めてくれたのは、そういう背景があったのかもしれませんね。自分の娘や孫を手伝いに来させられたら、いい着物着せて~とか夢だったのかも。

時代が変わって、若い人はお手伝いに来ないし、男性に至ってはもうおじいさんばかりでしたね~( ゚∀゚; )若者皆無!!

 

報恩講の昔話を聞いてから、

次はビジュアルについての質問です。

 

えっと、いつものモノクロのお姿とは打って変わって、すごいカラフルなオジサン集団に圧倒されたんですが、(コレ↓)image

 

あのカラフルなのは善西寺に袈裟がいっぱいストックしてあって、矢田さんが選ぶんですか?

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住職

え!!んなわけないでしょー!自分の自分の!色は階級とかあるから、着てもいい色が決まっているんだよ。だからかぶったりもする。でもまぁ、報恩講に来て行く色はだいたいみんな決めてて、大概被らないようにしてるね。

 

え、ちなみに矢田さんは・・・

 

ピンクとオレンジ♡いいでしょ★

 

さすがお洒落住職!!

 
あと、上にはおってるのは五条袈裟と言って、
他にも七条、九条なんかもあるんだよ。でも浄土真宗では九条は着ないけどね。
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あぁ、すっぽりということですね!!(レギンスイメージでお送りします笑)

 

あと、「ハリセン」持ってましたよね?あれなんですか!!

 

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中啓ね、ちゅうけい。

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「ちゅうけい」?さぁウィキペディアさんお世話になります。

 

中啓は親骨が要よりも外側に反ったかたちをしており、折りたたんだ時、銀杏の葉のように扇の上端がひろがる。「啓」とは「啓く」(ひらく : 開く)という意味で、折り畳んでいながら上端が「中ば(半ば)啓く」という状態から中啓と名付けられた。

日本で発明された扇はもともと骨の片面に紙を貼ったもので、これは開くと扇の裏面に骨が露出するという形式であった。日本の扇が中国に輸出されると、中国では両面に紙を貼る形態に改造された。これが日本に逆輸入され、日本でも室町時代には両面に紙を貼ったものが作られるようになったが、そうすると畳んだ時の厚みが倍となるので、おのずと扇の上端が広がる格好となる。これが中啓の起りである。そののち扇の製法が進み、両面貼りでも現在見られる末が広がらない扇(これを沈折〈しずめおり〉という)が造られるようになるが、中啓は末の開いたままの状態を維持し、公家武家においてのように儀礼の具とした。公家では檜扇を扇の中でもっとも正式なものとしたが、中啓はその檜扇に次ぐものとされ、徳川家をはじめとする大名家では直垂布衣大紋着用の際の持ち物とされた。また狂言、さらに歌舞伎の舞台でも使われ現在に及んでいる。なお朝廷や公家においては中啓は末広と呼ばれたが、武家や能狂言等で使うものとは微妙に形式が異なりそれらとは区別されたという。

神社でも神職が、神事で中啓を使用する。帖紙に中啓を添えて懐中したり、神葬祭の遷霊儀式で打ち鳴らしたりする。また、白竹、鈍色、黒色、朱色などのタイプがあり、ぼんぼり、ぼんぼり扇とも呼ぶ[1]。また出雲大社では神職が笏の代用とする風習もある[2]

 

ハイ!!読んでもさっぱりわかりませんでした!!!( ゚∀゚; )タラー

 

 

で、なんなんですか、「ちゅうけい」って。

 

住職

念珠とかをね、床に置くわけにはいかないでしょ、そういうものは中啓を広げて、その上に置くんだよ。お盆持ち歩くわけにも行かないし、中啓は結構大事だよね。

 

なるほど!

 

それ以外にもいろいろ所作があったと思うけど、一番気になったのそこなの?もっといろいろしてたよね?(^_^;)

 
いろいろしすぎてて、全然わかんなかったので!(´□`。)
入ってきたときのハリセンが首元に刺さってるインパクトが強くて!!もうそれしか!!(ノ゚ο゚)ノ

あと、さいごに・・・

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あぁ、ソレ(笑)よく気付いたね~

 

そりゃぁもう最初からずっとハリセン(いい加減覚えろ)に釘付けでしたから!!

 

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パシーンって使うときはいつ来るのかいつ来るのかと・・・(( ;*д*))o=3=3

 

ないから!:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

あの床で打ち鳴らしてたのは、立ち上がるタイミングを合わせるためだよ。順番に退場するタイミングをね。

 

ふむふむ・・・勉強になりました。

やはりわからないことをウィキペディア大先生に教えてっもらっても、ダメですね。生の質問じゃないと全然わからない・・・

 

中啓の説明も、

 

「床に置いちゃいけない念珠とか仏教の大事なものを置くための道具。お盆の代わり。パシーンって叩くことはなく、持ち手の方を床に垂直に叩き、立ち上がるタイミングをはかる」

 

なんて書いてくれたらいいのに。

 

しかし住職を長時間拘束し、報恩講についてわからないこと(くだらないこと)を質問する私。勉強不足なせいなのに、マンツーマン仏教講座なんて、贅沢すぎる!!

 

きっと、

「ハリセンハリセン言ってないでお念仏前の所作についての意味とか聞いてこないのか?なんだ?もしやハリセンに目を奪われて他見てないレベル?」とか思ってらっしゃるだろうと思いますが、

 

住職曰く、「わからない目線がいい」とのことなので、しばらくは甘えて無知をさらけ出しときます。

 

 

最後に、カラフルおじさん勢揃いのとき・・・

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が始まるのでは!?

と一瞬期待したことは内緒です(*つ▽`)っ)))アハハハ☆