私たちの生活はあらゆる逆境と困難に満ちている。 人々は誰でもこのような逆境を克服する潜在的な力を持っているが、体が力を発揮するには強い筋肉が必要なように、心が力を発揮するためには頑丈な心の筋肉が必要だ。 この心の筋肉が硬ければ硬いほどどんな困難と逆境に直面しても乗り越える力が生まれるが、まさにこの心の力を"回復弾力性(resilience)"という。
我々が知っている偉人は逆境にもかかわらず、偉人になったのではなく、実は逆境のおかげで偉大な業績を成し遂げることができた。 心理学者によると、逆境を克服できるか否かは逆境そのものにかかっているのではなく、それを経験する人の回復の弾力性にかかっているという。 回復弾力性の高い人々は逆境を肯定的に受け止め、それを跳躍の機会にすることで、以前より高い成就と自己発展を成し遂げた。 しかし、このような回復弾力性を誰もが発揮できるわけではない。 まるでゴムボールのように強く跳ね上がる人もいれば、ガラスボールのように床に落ちてすぐ粉々になって壊れてしまう人もいる。
このように一個人の成功と失敗に重要な要因である回復弾力性の発見は1950年代半ば、ハワイカウアイ島で行われた大規模な研究プロジェクトから始まった。 1950年代まで、カウアイ島住民たちは代々ひどい貧困と疾病に苦しみ、多くの住民が犯罪者やアルコール中毒者あるいは精神疾患者だった。 研究者たちは1955年にこの島で生まれたすべての新生児833人を対象に彼らが大人になるまで家庭環境や社会環境が彼らに及ぼす影響を追跡調査する大規模な研究プロジェクトに着手した。 研究者たちは、どのような要因が、一人の人間を社会的不適応者にし、彼らの人生を不幸に導くかという問題だけに焦点を合わせて研究を進めた。 その後20年あまりの間にわたって追跡調査した研究成果が本で出版されたが、その結果は、常識から大きく外れない水準に過ぎなかった。
しかし、この研究に参加したエミー 워ワーナーという心理学者は、この膨大な資料から何か学ぶことがあるだろうと考えた。 それで全体の研究対象者の中で最も劣悪な環境に置かれた201人の成長過程に対する資料を改めて分析した。 その過程で子供のほとんどが問題児と成長したはずという期待とは違って、約3分の1に該当する72人はこれといった問題がなかっただけでなく、強い自信感と肯定性を持った立派な若者に成長した場合もあった。 このような現象について長い間悩んだ末,彼女たちには人生のいかなる逆境にも屈することなく,それを乗り越えることのできる共通した属性があることに気づいた. エミー 워ワーナーはこれを「回復弾力性」と呼んだが,忘れかけるところだった研究で彼女は全く意図しなかった発見をした. カウアイ島研究が開始されてほとんど30年が過ぎた後、回復弾力性に対する研究がやっと始まったのだ。
エミ・ワーナー教授が40年にわたる研究の成果を整理しながら体得した回復弾力性の核心的な要因は結局、'人間関係'だった。 厳しい環境の中でも強かに成長した子どもたちは例外なく、自分の立場を無条件的に理解して受け取ってくれた人が少なくとも1人はあった。 幼い頃、このような経験のある人々は回復の弾力性が高いことが分かった。 しかし、その後に行われた多くの研究によると、大人になった後も自らの努力と訓練により、回復の弾力性がいくらでも向上することが明らかとなった。
太乙咒修練は圧迫とストレス状況でも自分の感情と行動を統制し、平穏さを保つことができる。 また、否定的な感情を抑制するだけでなく、自分の感情と行動を統制でき、必要な時に肯定的な情緒を自ら呼び起こすことで、楽しく働くことができる。
