帯状疱疹は命にかかわるよう気じゃありませんし、ドクターストップがかかるような病気でもありません。が、生活の質(QOL)が非常に下がる病気です。(ランニングもできませんし)。
帯状疱疹は体の片側にできます。(私の場合は左足)
ピークの時、ブツブツはイクラを1回り小さくしたぐらいの大きさに赤く盛り上がるのですが、それが1か所に30~40個固まってビッシリできます。(自分の場合は1か所が40個ぐらい、あとは20個ぐらいの固まりがリンパに沿って2か所、その他3~4個がところどころにできた)
見た目も相当気持ち悪くて気持ちが落ちますが、さらにそのブツブツ1つひとつがそれぞれビリビリを発して存在を主張してくるのが厄介です。たまに全ブツブツのビリビリの波長が合って?ビシッと電気ショックみたいになる瞬間もありました。一番痛みがひどかった先々週は毎日布団をかぶって泣いていました
ブツブツがつぶれると膿が出るのでガーゼ・包帯を毎日巻き直しました。さらにカサブタもビッシリできて気持ち悪い今はカサブタは全部はがれましたが、皮膚のダメージが大きくてそのまま瘢痕(あと)として残っています。
痛みは皮膚症状が治まると消えていくものの、後遺症として「帯状疱疹後神経痛」が残る場合があります。私の場合2回の「神経ブロック注射」と朝昼晩の鎮痛薬の服用で痛みはかなり抑えられたものの、体の内側から神経を伝って表面でパチンと弾けるような痛みが今も散発的に出ます。
私は幸いにして出ませんでしたが、合併症で発熱や頭痛が出る人もいるほか、顔面の帯状疱疹では目の角膜や結核の炎症が起きたり、耳鳴り・難聴、顔面の神経麻痺がおこる場合もあるそうです。
治療は「抗ヘルペス薬」の飲み薬が中心です。
ウイルスの増殖を抑えて急性期の皮膚症状や痛みを和らげ、治るまでの期間を短縮することができますが、発病早期に服用を開始するほど治療効果が期待できるそうです。が、効果が出るまでに2日程度かかるとの事で…
私は最初、市販の湿疹の薬を塗って様子を見たことで治療(投薬)が遅れてしまい、痛みを長引かせる結果になってしまいました。(後で市販薬の注意書きを見たら「水疱瘡由来の発疹には使えません」とシッカリ書いてありました)
と、長々と書きましたが、要するに、
帯状疱疹には絶対に罹らないほうが良いです。
もちろん私もかかりたくてかかった訳じゃありませんが「20年程前に一度かかったことがあって当時症状はもっと軽かった」事と、「生涯に二度かかる人はあまりいない」と聞いていたのですっかり油断していました。CMとかでも「高齢者がかかる」っていうイメージ打ち出してますし…
ワクチンは確かに高いですが、50歳以上は補助が出る自治体も多いので是非活用して予防してほしいです。家族や職場の仲間にも接種を勧めています。(大事なレースの前にこんな理由で長期離脱になったら辛いです)
免疫力低下やストレスが発症の原因といいますが、いったいどういう状況で免疫が下がるのかイマイチハッキリしませんし‥‥
ちなみに私の職場では、
「忙し過ぎると〇〇さん(私)みたいに帯状疱疹になっちゃうから」
と、残業を断る口実に活用いただいていますw
帯状疱疹になって、生活習慣も少し見直しました。
次回、この辺りを書こうと思います。