こんにちは、のんです。
きのう、皇居で走ったときの話でブログに書かなかった事件がありました。書くかどうしようか迷っていたのですが、やっぱり書くことにします。(真面目な話です)
皇居を4周走る練習会。
日曜日で何かの大会も開催されていたようで、半蔵門付近はランナーだけでなく応援の人も多く、もちろん観光客もたくさんいたので結構混雑していました。
転倒した方は顔面を打ってしまったそうで、唇の上下がパックリ切れてかなり血が出ており、ほおと顎からも出血していました。
とりあえずティッシュで血をふき、たまたま持っていた絆創膏を貼らせていただきましたが当然血は止まらず。ランニングポーチも血で染まっていました。
ダニエルコーチが
「ここからタクシーで帰れますか」
と聞きましたが、転倒した方が
「足は大丈夫だから走れる」
と仰り、続行を希望。
とりあえずスタート地点までの残り半周を他の参加者だけで走り、その方はコーチと一緒にゆっくり戻ることになりました。
事故以降、参加者の男性でペースメークが上手な方がいたので、みんなでその方について走っていきました。(ありがとうございます)
その後、スタート地点に戻ってしばらくしたら、転倒した方も戻ってこられました。
当然、そこから帰られると思っていたのですが、
「あと5kmなので勿体ないから走ります」
え…
顎から血がボトボト垂れてますけども…
折れた(?)歯を手に持ってるし…
帰った方がいいですよ!
走るともっと出血しちゃいますよ?
と参加者の皆がオロオロしながら言ったのですが、
「大丈夫です。走ります!」
の一点張り。
その日初めて会った方に対してキツく言うこともできず、コーチもとうとう根負けし
「自己責任でお願いします」
と言う事になり、最後の5kmはまたダニエルコーチが引っ張っていくスタイルに戻りました。
最終的には転倒した方も20kmを走り切られたようでした。私はおかわり2周に出たのでその後の様子は良く分からないのですが…
この一件、さすがにモヤリました
翌日になって、何人かにその話をしたところ
「は?あり得ないでしょ。何かあったらどうするの?」
「それは強制的にその人に帰ってもらうべきで、もしどうしても帰らないっていうんならもう練習会中止も止むを得ない案件なんじゃないの?」
「登山で靴底剥がれたら命にかかわる事故の恐れがあるから登るのやめる、とかと同じレベルだよね」
という意見が即、返ってきました。うん、激しく同意。。。
「せっかく来たんだから練習を全うしたい」「自分的にはまだまだ頑張れる」と思う気持ちは痛いほどよくわかるけれど…
「大丈夫」と自分で思っても、少なくとも他の人から「大丈夫じゃない」と判断されたら無理は禁物。
大会とかだと特に
「せっかく高い参加料払っているのにDNS・DNFは勿体ない」
とか思ってしまうかもしれないけど、自分の体・命を大事にすると同時に周囲に不安を与えないためにも、スパっと勇気ある撤退が必要な時もあるよね。。。。と考えさせられた一件でした。
ここで言ってスッキリしました
炎上しませんように
では~
■本日の走行距離 0km
■1月の累計距離205km