旅の終わりに | 鬱と犬

鬱と犬

2004年4月に鬱に。
最近、妹から犬をもらい少しづづ回復の兆しが??
四十路女子の鬱と犬についての身辺雑記です。

鬱と犬-091019_1548~010001.jpg

今日の画像は、知床のオホーツク海の夕日。雲からさしこむみたいな光明。神々しかった。見とれていた。


ブログに書いた北海道の旅が終わった。同行の相模湖の親友が、「食事が残念だったね」と言う。昼ご飯は、移動時間の節約のためにお弁当だったし、旅館の夕食はありきたりだったーだけど、二泊三日、朝ご飯夕ご飯付きで、温泉宿泊まりで羽田発北海道ツアー、三万二千円である。あの観光が晴天で楽しめただけで、わたしは充分である。


振り返れば、百%の旅なんて、ないのだ。逆に言えば、ないからまた旅する。いや、不完全の方が記憶に、こびりつく。道に迷ったり、寒すぎたり、途方★とほう★にくれたり。前の旅の課題を踏まえて旅をするが、また何かある。だからこそ、旅は止められない。今回、北海道ツアーに行った親友とは、次回は北斗星という夜行寝台特急で函館に出て、小樽★おたる★、札幌をめぐる、ツアーではなくフリーの旅に行く予定も産まれる。


二十代、電車や飛行機の切符だけを買うフリーの旅ばかりしていた。フリーの旅も荷物は全部、持ち運ぶし、食べ物は選べるけど、おいしいまずいは選球眼、自己責任である。まあ、ツアーもフリーも両方の良し悪しあるしね。

だけど、旅が好きだな。わたしは感情をあらわにあまりしないけど、旅の中にいるだけで至福だし、旅の中のお酒は格別だ。自分が素になれるんだな。軽くなるんだ。見たいものは、この眼★まなこ★に焼き付けて、死にたいのかも。だって、死ぬときは何も持っていけないでしょ。見てきたものが、自分らしいと思うのです。

明日は秋田に戻ります。秋のバカンス終了。思う存分でした。しっかり日常に戻れそう。よく遊び、よく働き。また、故郷の新宿が、気のおけない友達が恋しくなるのでしょう。だけど、今の何もいらないような充実感を確かに感じます。

旅がわたしの養分であり、活力なのを再認識致しました。

★一六零九字★

追記、画像は知床のオホーツク海の夕日。