静かな静かな深夜 | 鬱と犬

鬱と犬

2004年4月に鬱に。
最近、妹から犬をもらい少しづづ回復の兆しが??
四十路女子の鬱と犬についての身辺雑記です。

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今、深夜十二時過ぎ。ホステスする店にはお客さんいなくて、スタッフは帰り、ママは外出中で、
ただいま、わたし一人。

広い店の中。
あの夏の週末の喧騒☆けんそう☆が嘘のよう。
店に一人きりというのは、珍しく、
非常に物音に敏感である。


そうだな、
この感覚、
懐かしいや。


わたしは、二十代を神田のカプセルホテルの受付で働いた。平日の休憩担当。

サウナとカプセルの休憩で、九十分千百円、テレビ、大人なビデオ付きでプラス二百円。

平日の昼間はサウナ好きな方、徹夜明けの編集者、たぶんノルマ達成した営業マンなどなど、常連客でにぎわった。

さて、普段は平日勤務のわたしも、誰かのかわりに日曜日に勤務した時があった。日曜日は社長もお掃除の方もいない。静か静か。

神田はオフィス街なので、街もひっそり。前の晩のお客さんを見送ると、休憩のお客さんさんなんて、ほとんどいなかった。


自分の仕事は平日に済ませているし、
最初は静かさに慣れなかった。
しかし、ホテル業もお客さん来なくては、始まらないなと感じた。

今、あの静かな静かな日曜日が思い出される。夕刻、夜勤の方が来るとすごい安心した。何事もなくて、よかったと。

久しぶりに、
携帯の着うたをダウンロードした。
ああ、あの歌にしようと思った。

この前観た映画の「容疑者Ⅹの献身」の主題歌。福山雅治と柴崎コウのKOHの「最愛」。映画のエンディングで、すごくあっていて。改めて歌詞を誰もいない店で読んだら、だめだった。
好きな世界観だなと。誰かを思い浮かべ、すぐに消した。

曲のオープニングがね、

♪夢のような人だから
夢のように消えるのです


一番好きなのは、

♪もっと泣けばよかった
もっと笑えばよかった
バカだなって言ってよ
気にするなよと言ってよ

あなたにただ逢いたくて


月曜日に、
わたしが記事に書いた「死ぬまでにしたいこと」の三つ目の願いに通ずるものがある。
わたしが、次に恋するなら相手と向き合いたいと切に願うのは、
逆に言えば、
向き合えなかったのかな。今まで。あの時が一番に。

別れた人に、
「もっと話したかったし、もっと一緒に飲みたかった」と言ったことがある。
その人とは、最後の方は、もう何かを求めることに、疲れきっていた。
いつものように逢いいつものように別れる。

でも、本当のわたしはいつものようにも好きなんだけど、

たまには、遠くに出かけたり、しっとりと飲んだりしたかったんだろうな。
幸いにも、趣味が合う友達が一緒に楽しんでくれたから、よかったが。

だけど、深層は、
その人と、一番にしたかったんだな。

そんな思いを封印するより、
却下されてもいいから、提案するばよかったと、聴きながら思ってしまった。

あの人に、それは「バカだなって」言われ、わたしは笑いたかったんだ。
そしたら、「じゃあ、これは」とまた次の楽しみを企画したかった。

なんて、なんて、
昔の恋をダメ出ししてる。次にいかせばいいよね。
身をもって、だんだん自分のツボや好みがわかってきた気がします、三十二歳、秋。

☆二六九四字☆

追記、写真は、江ノ島水族館のイルカのショー。相模湖親友撮影。


追伸、↓に取り上げた「最愛」の曲、貼りました。


参考記事 「死ぬまでにしたいこと」を書いた「今日こそは」

 「最愛」の曲はがエンディングテーマの「容疑者Ⅹの献身」を観た記事「私的に泣いた映画」