ある新聞で宗教学者の方の
エッセーが紹介されていた。
ある宗教学者は山折哲雄氏で
書家の石川九楊氏が
宮澤賢治の
「アメニモマケズ」
の詩を書写していた時の事。
詩の中の「行ッテ」に注意して
欲しいという。
「東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南に死ニサウナ(そうな)人
アレバ行ッテ
コワガラナクテモイイトイヒ
(怖らがらなくてもいい)
北ニケンカヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
「行ッテ・・・」この繰り返される
言葉は法華経の上行、無辺行、浄行
安立行の四菩薩の「行」に対応して
いると石川氏。
それを踏まえて山折氏は
「行って看病する」精神が現代では
重要と述べていた。
あの人が大変と聞けば、何はともあれ
駆けつける。
大した事は出来ないかもしれない。
話にうなずくだけでもいい。
もしも行けない時は、電話でも手紙
でもいい。(今はメールやラインでも)
行動を起こす中に菩薩のいのちが脈動
する。
誰かを助けたい!
不幸なワン、ニャンを助けたい!
菩薩のいのちは私たちの
胸の中にある。
それから一歩、何が出来るか?
宮澤賢治の様に行動できる自分で
ありたい。
というかいつも動いていますけど。私。
マグロの様に。
皆さんも宮澤賢治の詩を全文読んで
下さいね〜❣️