2023.12.1(金) 19:00~21:00
ドルチェ アート ホール ナゴヤ
前半はサックスが4本で、後半は一人増えて5人となる
川地立真、松下洋、田中拓也、新井貴之、千野哲太
そしてドラムは前回と同じく
山田信晴
技を持っている人が使える言葉、「遊び心」でもって聴き手を翻弄する演奏
ジャミロ・クワイ スティング JOJO マイケル・ジャクソン
この人達の曲が次から次へと繰り出される
それを最前列の席でガツンと受け取る
全体のバランスとか重厚な響きとかは中段から奥の席が望ましいというけれど
この席は音そのものの迫力が凄まじい
それに演奏者の僅かな表情の機微も感じ取れるし
同じテナーサックスでも
これはこれまでに聴いた事のあるものとの違和感を感じたモノもある
嫌な音という意味ではなく、これがこれからの曲によってどんな変化をもたらすのかという事
もう一つのテナーは、それそれ そういう音を聴いて馴染んでました と
単純に何々用という楽器の種類の違いかもしれないし
演奏方法の違いによるものかもしれない
終演後にその点を聞ければ良かったけれどね
顔や名前は知っていても、なかなかそこ迄話をしている訳じゃないのでね
どちらにしても味わい深い良い音なんです
アンコールでは
マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」
これこれ、これなんです
やっと手拍子が打てる曲がやって来た
と言っても今までの曲が愉しくなかったという事ではない
その演奏の技に、凄みに茫然とする事が多かっただけ
5人のサックスプレイヤーが横にステップを踏みながら演奏する
これが愉しくならない訳がない
この場面の写真を撮れないのが残念なんですよね(笑)
手拍子がだんだんと大きくリズムに乗って来る
ライブで客席と演奏者との一体感
盛り上がるだけ盛り上がってストンと終わる
今日も楽しく、所々で面白く、素晴らしき音を聴けて濃い時間でしたね