おはようございます。野々山です。
いつもお読みいただきありがとうございます😊
妙に早く目が覚めちゃったので、WBCまでのひと時、暇潰しにタイトルのシミュレータを作ってみました。
昨日、妻から『あなたが定年退職した後、我が家は1ヶ月にいくらまで使っても大丈夫なの?』と訊かれたのが直接のきっかけですが、以前からちゃんと計算しようとは思っていたのです。
厳密に言うと細かいところで丸めた部分はありますが、ある程度は参考になると思います。
前提条件
1. 資産は高配当株(高配当ETF含む)等で運用し、配当利回りは2.8%(手取り)とする。
2. 資産額は株価上昇等により年率3%ずつ成長していくとする。
3. 毎年の年金は、前年の金額から0.4%ずつ減っていくとする。
4. 定年した次の年度の住民税(大きな負担となる)は、別途用意しておき、この計算には含めない。
5. 夫婦のどちらかが死ぬことは想定していない。
6. 一般的には千円単位で記載されることが多いが、今回は万円単位とする(日本人にはこっちが分かりやすいと思う)。
これがシミュレーション表です(数字はダミーです)。
Aカラム(縦の列)には、定年してからの年数を入れています(目盛りとして置いているだけで、計算には不要です)。
D2セルは資産の初期設定。今回は2000(単位は万円)としました。
B3セルはの年金の初期設定。今回は夫婦合算で320(単位は万円)としました。
B4以降のBのカラムには、"=上のセル×0.996"と入力していきます。
B4には =B3*0.996
B5には =B4*0.996 ・・・以下同様です。
C3以降のCカラムには、"=1行上のDセル×0.028"と入力していきます。
C3には =D2*0.028
C4には =D3*0.028 ・・・以下同様です。
D3以降のDカラムには、ちょっとややこしいけど、2つの成分を入れ込む必要があります
1つめは、1年間の収支です。年間必要金額-年金額-配当金額で計算します。
もう1つは、株価上昇等による資産成長率です。今回は3%ずつ増えていくこととしますので1.03を掛けます。
例えば、年間に480万円(月40万円)必要だとすると、1年目終了時の資産額(D3)には、以下を入力します
=D2*1.03-(480-B3-C3) 左側の掛け算が成長した資産額、右側の引き算が年間収支ですね。
そしてD4は =D3*1.03-(480-B4-C4) となります。
年金がずっと一定であると思われるなら、Bカラムには、全て320と入力しますし、0.6%ずつ減っていくと予想されるなら、上のセルに0.994を掛けていけばOKです
資産額や年間必要金額は、ご家庭によって違うと思いますし、配当利回りや資産成長率も人によって考え方が違うでしょうから、上の表はほんの一例だと思ってください。
ちなみにですが、資産2000万円、年間必要金額480万円で計算しますと、21年目(86歳時点)で資産がゼロ円になるようです。
月40万円って、そんなに贅沢じゃないですよね?
なのに、2000万円の資産があっても足りないのか・・・
逆に、資産が1億2千万であれば、年間1000万円ずつ使ったとしても資産は全く減りません。
恐ろしいな
現実には、配当金や資産の成長率は社会情勢で変わりますので、毎年こんなに穏やかに進行するわけではありません。
でも30年ぐらいのスパンで考えたら、平均して今回の設定ぐらいの成長率・利回りは期待できるんじゃないかな?なんて思っています(甘いかな?)。
このシミュレータで計算してみたところ、我が家の場合、今の生活レベルでは資産が増えてしまうようです(若い時から贅沢に興味が無かったし)。
でも、財産を遺して国に没収されるぐらいなら、使わなきゃなとは思います。
まずは定年したら、ジャパネットの日本一周クルーズに参加しよう
ただ、過去映像を見る限り、お客さんの95%ぐらいがお年寄りばっかりなんだよな・・・
自分らも、その頃にはれっきとしたジジババなんだけど
それでは、そろそろ試合開始が近づいてきたので、WBC 日本ーメキシコ戦を楽しみましょう