というより、気負いすぎて、マンガとしてつまらなかったのでしょう・・。
突然、打ち切りになってしまいました・・・
そして、その前後から、連鎖するようにばたばたと仕事が無くなりはじめました。
←18年続いた代表作「ぼくんちのアイドルひろみちゃん」
も終わってしまいました
絵柄が古いとか、マンネリになっちゃったとか・・色々あせりましたが、新人さんの斬新なアイデアや、かわいい絵柄を見て、自分では逆らえない波を感じました。
さて、どうしよう。
そんなとき、ちょっとエッチ系の雑誌からお話が来て、出版社に行きました。
でも、私のタッチは「全くそそらない」と言われちゃいました・・・・・・・・・・・・・・・・・
描き直して、頑張るべきか悩んだけど、そのとき突然思いました。
「直しても、ぼつかもしれない。どうせぼつになるなら、
好きなことで頑張ってぼつになったほうがいい!
暇になった分、考える時間は出来た。動物が描きたいんじゃなかったの?」
と、思い直して、色々考えました。そして出来た新しいお話は、マンガではなく、絵本のほうが合っているように思えました。
「絵本、描いてみよう!」
そして、知り合いの体験や保健所、ボランティアさんの話を元にした、年取ったチワワの話「さよならチワオ」のラフを元担当さんの紹介でポプラ社に持ち込みました。
何ヶ月も待って、ようやく見てもらい、OKをもらいましたが、それからすぐ、本になったわけじゃありません。
最初は自分で絵を描いたのですが、絵本向きじゃないと言われ断念。それから絵描きさんを探し、慣れない文章を何度も書き直し、1冊の本になるまで、三年近くかかりました。そして・・
- さよならチワオ (絵本カーニバル)/なりゆき わかこ
- ¥1,260
- Amazon.co.jp
2006年四月、やっと、完成しました。泣いちゃいました。動物物の作家としてデビューできたのです。
「ピンチはチャンス」昔聞いたその言葉が蘇りました。
ぽちおねがいします