柴田先生作品 | とりあえずタカラヅカを絡める

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あくまでも私の個人的な印象と好みの問題で、客観的に正しいとか正しくないとか良い悪いの問題ではありませんので。

柴田先生の作品、特に再演される昔の作品が素敵だと思うものの、そこまでハマらないのは、最初は「やっぱちょっと古臭いというかオーソドックスすぎる感じだからかな?」と思ってたのですが、実はそんなことではなく、先生の作品テーマが常に「男女の愛」だからだと気づきました。
時代や国はいろいろあれど、そこで語られるのは結局は男女の人間模様で、背景にはあまり必然性が無いというか。

うたかたの恋だって現実にあった事件が題材だけど先生は「あの時代」が描きたかったわけじゃ無い、主人公がオーストリア=ハンガリー二重帝国の皇太子である必然性は無いと思うんです。
架空の国や時代でも全然いけそう。

他の作品のバレンシアとかコルドバとかの場所も王政復古時代とか第一次大戦後のフランスとかの時代もあくまでも「男女の恋愛模様」を舞台で繰り広げるための道具立て以上の意味はなさそうに思えます。
いつでもどこでも取り替え可能的な。
また、登場人物の造詣も普遍的な感じで主人公との関係性以上の存在理由・意味があまりないという気がします。
だからこそ塩野七生作品との相性はイマイチなのかなと(個人的見解)。
チェーザレ・ボルジア、ヒロインはルクレツィアじゃないと思うんですよね。
どうせならトップ娘役不在時代の月組で宝塚化すればよかったのに。
あさこちゃんチェーザレ、きっとハマったと思います。アレクサンデル6世教皇(ロドリゴ・ボルジア)は越リュウ組長で。

おっと、話は逸れましたが、そんなわけで私はあまり男女の心の機微、恋愛にはあまり興味がなく…いやそうは言ってもヅカファンなんで恋バナがイヤとかもちろんそんなんでは無いですが、大きなストーリーの様々な人間模様の一部として存在してほしいなというか。舞台背景との関連性があった上での恋バナであってほしいのです。

だから作品の舞台となる時代ならではの登場人物の造形、国や地域ならではの設定、起こる出来事にこだわりのある作品が好きです。
大野先生の作品は「その時代に生きた人々」「その世界に生きた人々」が描かれていて時代や場所と登場人物の設定や行動が不可分に思えます。
まだ生で観たことないけど、田淵先生もそっちっぽい気がします。
上田先生は、大野先生みたいな「Wikipediaがお友達」(つーか大野先生Wikiの記事参考にするんじゃなくて書いちゃう側?)なんじゃないようには思えるけど、作品世界とそこに生きる人たちへのこだわりはすごくありそうです。

とはいえ、柴田作品は宝塚に相応しい素敵なものが多いので(私の好みとは違うけど)、「宝塚を紹介する」作品にはもってこいだと思います。
ああ、来年の中日劇場が哀しみのコルドバとMelodiaだったらよかったのに。みりおちゃんのエリオだってきっと素敵だったはず…
黒い瞳でもいいし…とにかく中日や全ツの一本物はイヤなのだ!