本日リフォーム業の悩みです。
私には、リフォームを一から教えてくれた建築士の師匠がいます。
繰り返し教えられたのは
「強度が落ちるリフォームは悪」
「手抜き工事はゴミ」
別業種からリフォーム業に足踏み入れた私は
安全面・継続する品質
この考えが甘く、10年かけて矯正していただきました。
ぱっと見、お金をかけずに綺麗になるほうが良いと思われがちですが、それは素人の価値提供。
10年先のメンテナンスまで伝える事ができて初めてプロの仕事の価値がある。
今は絶対揺るがない信念として自分の中にあります。
時間をかけて教えて頂いた事、感謝です
しかし時はすぎ、師匠は引退して、別の方が上司になりました。
営業スタートで、私の師匠とは真逆の考え方。
価格と使い勝手至上主義。
師匠から散々ダメと教えられたプランを出してくる。
この柱は抜けないからプランに残して欲しい。
受ける梁が無いし壁量が足りない。
このリフォームは実現できない。
一応プランには口を挟ませていただくけれど。これなら契約が取れる。いいから描いて!と相手も引かない。
このプランは絵に描いた餅だけど、契約とった後どうするの?
強く言えば職場環境が悪くなるし、立場上譲るのは私のほうです。
ああーーーー。
穏便に却下できるだけの説得力が欲しい。
リフォームに正解はないので、担当する方によって内容は違うものになります。
でも、利便性重視のプランに、安全面、メンテ面でNOを伝えるのがリフォーム屋の仕事だと思っている。
別にお金がかかるプランを進めるわけでもありません。
夢を優先するか、メンテを優先するか。どちかが相手の幸せかは提案する人の価値観。
師匠の教えは、夢を壊すし、投資の方は儲からなくなったりするので、鬱陶しがられる場面は多いです