統合失調症との共同生活 -27ページ目

鬱と陰性症状は似ている。

違いは鬱病には薬があるが陰性症状にはないということだろうか。

私自身今の状態が鬱によるものなのかただの陰性症状なのか分かりかねる。

 

ただ、統合失調症を患っている以上は陰性症状ということなのだろう。

陰性症状に効く薬がないというのが本当に辛い。これがいつまで続くのか、いつまで耐えればいいのかと先が真っ暗になる。

 

同じ統合失調症の方のブログを読ませてもらっても陰性症状に悩んでいる人のブログは少ない。

精力的に何かを発散できているように見える。

陰性症状だとブログに残す、ということ自体ができないからかもしれない。

大半はブログを読む気にもならないだろう。

 

かといって寝たきりでいるのも辛い。何かを楽しみたいという欲求があるからだ。

せっかく退院できたというのに何もやりたいことが見つからない。

何をしてもつまらなくて退屈でどうしようもない。

 

十分な休息をとあるがその休息をとっている時間が退屈過ぎて仕方がないのだ。

それにもう一年近くこの状態が続いている気がする。

入院鬱というやつだろうか。入院生活が長引きすぎて鬱になりそれが続いている感じがする。

 

とりあえずまた一時間程散歩に行って日光を浴びてこようと思う。

早く良くなりますように。

今日は久々に記憶に残る楽しい夢を見た。

その夢の中でたくさん私は笑っていたし、周りのみんなもたくさん笑っていた。

私が「あ、もう終わりだ。」と言うと目が覚めた。

ちょうど朝の6時だった。普段の私がこんなに早く目を覚ますことはない。

 

不思議な夢だった。あの夢の中こそが私の居場所であったなら良いのにと思った。

夢の中で通りがかりの人に「死ぬなよ。」と言われた。

死んだ人たちが集まる場所だったのかななんて思ったりもしたが所詮ただの夢でしかない。

現実を見て現実を生きなければ。

 

現実は本当に酷く退屈で何も無いものに変わり果てた。

本人にも何のやる気もない。

どうしたらまた現実が色づいてくるだろうか。薬が本当に効くというのなら変薬してもらいたいところだ。

私が統合失調症を発症してから今年で丁度十年目になる。

よく十年あっという間だったなどと聞くが私にとっては長い長い十年の闘病生活であった。

 

今は入院中に再発してしまったせいでまた陰性症状に逆戻りしてしまっている。

だが初めて陰性症状を経験したときのような焦りや不安や孤独感は特にない。

退屈が苦しくて辛いのだが、別に今のままでも生きていくことはできるという感じ。

 

初めて陰性症状になったときには感情鈍麻や意欲低下などあったはずのものがなくなってしまったことに不安と焦りと恐怖を覚えたが、今はまたなったか。という感じ。

病気に慣れてきた。健常者の頃の友人との縁も完全に切れた。一切連絡をとっていない。

そのことが早く働かないと置いていかれる、見捨てられる、などの焦りを生まなくなった。

 

一人でいることにも慣れた。さして孤独を感じなくなった。孤独を感じ始めたらデイケアや作業所などへ行けばいいだけということも大きいかもしれない。

 

十年の間に社会復帰して働いた期間は二か月だけ。その二か月で私は再発して入院にもなっている。

そのため働くと人間関係のストレスでまた再発するのではないかと怖い。

今回の二年近くの入院でも短期間に三回も再発している。よく正気を保てていると思う。

 

入院する前までは働かなくてはと思っていたわけだが三回も再発してしまったことでもうこの病気どうにもならないじゃんという諦めの気持ちを持っている。

努力して頑張って働いたところでまた再発したらあのおぞましい精神病棟に再入院である。

今一番大切なことはストレスをためない、回避することだと思っている。

 

結果、人を避けて一人で過ごすことを選んだ。私の場合人といるとどうしてもストレスがたまってくるのである。

今ある症状は対人恐怖と何も興味関心意欲のわかない陰性症状。

この陰性症状が辛いのなんの。退屈すぎて一日が無限のように長く感じ、それがいつ治ってくれるのか見当もつかないのだ。

 

闘病歴十年ともなるともう病気もうまく扱えるようになっているのではないかと思うかもしれないが全くそんなことはない。

再発して陽性症状が出た時点でもう制御不能の暴走機関車になってしまう。

だから、服薬を続けているわけだが服薬していても三度再発している。それも二年以下の短い期間でだ。

はっきり言ってもうどうしようもないのである。

 

薬の量も増えた。それでも、再発するときはする。

私は人前で健常者のように振る舞うことができるが実際のところはかなり精神が疲弊している。

それが積み重なると再発するのだと思う。

 

医師は薬が防波堤になってくれるなどと言っていたが何の役にも立たず私は三度再発した。

そこで薬の量が増えると廃人のように何も感じなくなった。

あるのは退屈という苦痛だけである。

 

発症してから十年が経ち、見えてきたのは希望ではなく諦めである。

これから先も、長い長い時間が待っている。嫌になるが死ぬその日が来るまで勤め上げなければいけない。