統合失調症との共同生活 -26ページ目

私は統合失調症の悪い面を全面に押し出せばこのまま生活保護で生きていける。

他の人も、おそらく無理強いはしてこない。

それは確かに楽で良いことなのだが情けなく思う。

 

私に残された良い部分とは人との距離感に気を使って空気を読もうとするところだと思う。

ひどく神経が疲れるので人とは関わりたくないのだがその残った良い部分で勝負していくしかないのではないかと思っている。

 

でも、世の中には空気も読めず距離感も分からず突然詰め寄ってくる人がいる。

そうした人を私は受け入れることができない。

今回の入院で分かった。

 

私の目標は一人生活保護で暮らしていくことだと以前書いたが人々は生活保護を頼らなくても将来的には障碍者雇用なりで働いて一人暮らしできるのではないかと言う。

 

障害年金のもらえない私からすれば生活保護も障碍者雇用もさして使えるお金の量は変わらない。

だったら、生活保護で良いと考えてしまっている。

 

病人にとっては医療費が無料というのが大きすぎる。

生活保護を受けつつ、打ち切られない範囲で働くというなら理にかなっている。

でもそれではB型作業所からは抜け出せない。

 

もう一度自立できるだろうかと私は考える。

現状では気分の波が激しすぎて無理である。

そこが、病気に甘えているところだ。

 

みんな波はあっても平常を装って働いているのに私は病気を理由に逃げている。

もう一度根気を出して働くタイミングはいつだろうか。

とりあえず陰性症状が治まって集中力がついてからと思っているのだがその考えも既に甘えている。

 

たとえ病状があっても、働くときには働く。それが一般常識。

なら私は逃げようと思う。

 

精神病は客観すると一見健常者に見えても当事者からしたらとんでもない疲弊を味わっているのである。

そこから病状が悪化して最悪再発してまたマイナスからやり直しになる。

そんなことになるくらいなら私は逃げる。

 

いくら甘えていると言われようが現実に私は健常者ではない。

健常者のものさしでは測れないところにいる。

それを理解してもらうことは不可能だが察してもらいたいと思う。

 

私は健常者のようには生きられない。その代償も払った。

だから、せめて私自身がもう一度社会に出るその意義を見つけるまでは放っておいてほしいと思う。

 

私だって叶うならばもう一度人の輪に入って楽しく笑いあいたいし、仕事に精を出していた頃に戻りたいのだ。

でもそれが叶わず毎日一人耐え難い退屈の中時間が過ぎていくのをただひたすらに待つだけの日々を送っている。

 

健常者は気楽に人と交わって見ればいいじゃんというがそれができないのである。

他愛もない話というものができなくなった。

笑うこともなくなった。

人付き合いというものがよく分からなくなってしまった。

 

社会復帰を目指すならばこのままではいけないことは当に分かっている。

でも陰性症状が落ち着き、症状が緩和されて寛解期に入ってから動き出したいのだ。

 

自分が今がベストだという状況で、動き出したい。

それがいつになるのか分からずこのまま何年も経ってしまうようなことがあれば絶望だ。

 

もう私は三十路である。健常者だった頃は30になったら結婚でもして働いてたまに遊んで飲んで暮らしているだろうと思っていたが現実は大きく変わった。

なぜ働けなくなったかと言えば再発の繰り返しで能力が単純に落ちたからである。

リハビリで一番簡単なプラモデル一つ自力では作ることもできず自信喪失した。

 

人々がさも当然の当たり前にこなしていることができないのがコンプレックスになっている。

簡単な気遣いによる挨拶から何から人との付き合い方というものができなくなってしまった。

 

それを慣らすためにもデイケアへと言われデイケアへは2回足を運んだが一人黙々と過ごすだけでより孤独を感じるハメになった。

三十路のゼロ歳児である。

恥ずかしいったらない。

 

でもまた一からやり直していく根気を持たないといけないなあと思っている。

健常者が普通にこなしていることができないことがコンプレックスなのだがそれができない自分を受け入れなくてはならない。

かつてできていたことが老化によってできなくなるならば大衆は納得するが精神病によってできなくなったと言うとみなできるよと言う。

できないんです。本当に。

 

でも、やらないといけないと思う。

その最初の一歩をどこに踏み出すのか。

酷く億劫である。

手遅れになってからよく思うのだが、私にとって何よりも大切だったものは付き合っていた友達だ。

彼らがいたからこそ、私は自分らしくあれたし、何よりも楽しく毎日を過ごせた。

 

ギャンブルに酒に女、車、バイクの好きな友達が多かった。夏にはBBQ、冬にはスノボ、普段は飲み会にパチンコ、スロット。

とにかく遊びまくった。

私がドラッグをやるのを止めてぶん殴ってくれた友達もいた。

それでも、私はやめられなかった。

 

こんな結末が待っているとは思っていなかったし、目先の快感、快楽に溺れてしまったからだ。

未だに会いたくなることがある。でもこんなになった自分を見せられない。

30歳にもなって実家暮らしで無職でただ引きこもって何もできない自分なんて誰にも見せたくない。

 

それに、性格だってもう変わってしまった。かつての率先して馬鹿をやっていた自分はいない。

今は人目に怯えながらどう思われるかを気にして何も行動をとれない自分がいる。

 

かつての私には居場所があった。みんながいたから乗り越えてこられた。

でも今の私には何もない。持ち前だった明るさも馬鹿さも勇気も何も残っていない。

 

私は精神障碍者になってしまった。健常者とは考え方も価値観も違う。

昔の大切だった友達と話したところでもう盛り上がることもないだろう。

 

まず、職について働きたいと思わない。

子供を生んで育てたいと思わない。

 

これだけで健常者とは違う。これだけで、分かり合えない。

普通の幸せが私にとっては普通ではない。

 

もう人に心を開けそうもない。

寝ているとよだれがすごくて枕がべちゃべちゃになってしまうようになった。

これは退院してからだ。入院中はよだれに悩まされてしまうことはなかった。

 

なので枕元にティッシュを置いている。よだれがだらっと垂れる度に目が覚める。

それを元主治医に言ったところ薬の量の調節をするのではなく副作用止めの薬を追加するかと問われた。

この人は薬を増やすタイプの医師かと思い我慢すると答えた。

 

私は簡単に薬を増やすタイプの医師が嫌いだ。

薬漬けになって良いことなど何一つないからである。

薬はその人にとっての必要最低限度の量で、というのが私の希望なのだが精神病薬というものは簡単に多剤多量処方され、それで副作用が出るとその副作用止めを増やすという薬がどこまでも増える悪循環をたどりやすい。

 

なぜこんなにもよだれが垂れるかよく分からない。おそらく薬の副作用なのだが入院中によだれがこんなに垂れることはなかった。

寝る度に枕がよだれで汚れてしまって目が覚め、それをティッシュで拭いてまた眠るという行動をとっている。

不潔で不快である。

 

しかし薬の調整がない限りは今の状態を続けることになる。

一年八か月の入院で状態が本当に悪化した。

入院前は薬単剤処方で眠剤もなく眠れていたのに今は多剤処方されている。

 

話変わって私にアドバイスをくれていたブロガーの方が心機一転病気を忘れた新しいブログを始めるそうだ。

私も統合失調症から解放された人生を送りたいがまだ再発したばかりなので難しいと思っている。

私は新しい門出を寂しく見て陰ながら応援している。

 

今は時間を過ごすというそれだけのことに悪戦苦闘している。

何一つやりたいことがないからだ。あるのは毎日何もやることなくただただ膨大で果てしない時間の流れだけである。

 

アマゾンプライムで動画一本見ていられない程に集中できない。話しの続きに興味はあっても退屈すぎて見ていられないというよく分からない状態。

興味関心意欲を司るとされるドーパミンがブロックされているためだろう。

今見ているのは今更ながらプリズンブレイクだ。話しの続きが気になるがつまらなくて見ていられないという矛盾。

自分でもよく分からない。

 

ドーパミンさえもっと出れば興味関心意欲を取り戻し、かつての活動的な自分を取り戻せると思うのだがドーパミンをブロックしないと統合失調症の陽性症状が出てしまう。

 

健常者が抗精神病薬を飲むと陰性症状になるという記事を読んだ。

私は自分で色んな病気について調べた結果、統合失調症で間違いはないと思うのだが陰性症状がきつすぎる。

今飲んでいる薬はレキサルティ2mgとリスペリドン6mgで、これは陰性症状にも効果があるなどと書かれている。

だがこの飲んでいる薬のせいで陰性症状になっていると感じている。

 

今週新しい主治医と初めて話しをしたが何をしても集中できずつまらないと伝えたところ今の薬のまま様子を見てみようという話になった。

初診で薬の変薬などできないと思うのでそれで正解だと思うが私は早く変薬してもらいたい。

とりあえず、リスペリドンを減らしてもらいたい。この薬のドーパミンブロックが強烈すぎて今の状態になっていると思っているからだ。

 

ただ、以前リスペリドンを4mgから2mgに減らしたところ人々みんなが家族のように愛しくなってしまい、その後地獄に落ちたかのように体感時間が10倍程になった。

言葉では説明できない状態になった。だから薬の調整もどうしたらいいのかもはやよく分からない。

 

かつて依存していたドラッグで脳がぶち壊れているのだと思う。

性格まで変わってしまった。夢を見ると、かつての自分のように交遊的にしている自分がいるのだが目が覚めるとそこにいるのは自閉的な自分である。

 

昔の楽しくて単純だった日々に戻りたい。