統合失調症との共同生活 -24ページ目

本当の恋愛というものを私はしたことがない。

最後に女性を好きになったのは小学4年生の頃、同じ片親で育つ女の子だった。

でもその子は別の男子が好きでそれに私は嫉妬もしたし振りむいてほしいと思ったしとにかく片思いで辛かったのを覚えている。

 

中学生にあがってからは性欲が出てくる。

下品な話だが恋愛ではなくただ良い女とやりたいという欲望だけで女性と付き合っていた。

デートしても楽しくなくSEXだって一時の快感で愛というものは感じられなかった。

 

この女性とずっと一緒にいたいだなんて思ったことがない。

喜ばせてあげたいというのもその小学生だった頃の話で性欲が出てきてからはない。

 

小学生の頃好きだった子は同じ片親でそれでも明るくて笑顔が素敵だったから好きになった。

顔は正直言って可愛くなかった。

でも好きになった。

 

男が女性を本気で好きになるのは性欲に目覚める前の小学生で最後なんじゃないかと私は思ってしまうが、世の中には女好きの男が多い。

ほぼ恋愛ではなく性欲だろと私は思ってしまう。

 

ピュアな恋というものは小学生にしかできないのではないだろうか。

大人になればなるほど本当の恋愛というものからは遠ざかって行く気がする。

 

性欲で繋がる男女程醜いものはない。

本気で女性に惚れたことがないからそう見えているだけかもしれない。

容姿やスタイルに惚れるというのはただの性欲だと私は思う。

 

小学生の頃は見た目なんて気にせずなぜか知らないうちに好きになっていた。

あの頃の感情を取り戻せたら恋愛できるかなあなんて思っている。

 

でも惚れた女は他の男に惚れる。小学生で学んだ。

恋愛って一体どういう感じなんだろうか。

自分ではなくその人のために頑張れるという感覚を知りたい。なんて思った。

私が毎日のように見る夢の中の世界は本当に素晴らしいものである。

差別も偏見もそこにはなく、みなが家族のように施しあい笑いあい楽しく過ごしている。

この夢を見るのが私の楽しみなのだが体感時間で一時間弱といったところ。

一時間弱の楽しみを得るために長い長い一日を過ごし、耐えている。

 

眠っている10時間程の間夢を見続けることができたなら私は幸せである。

でも夢を見ていられるのは目覚める一時間程前だけである。

だから期待も持たないし救われもしない。

所詮ただの夢である。

 

ただ、毎日のように楽しい夢を見るのだ。

だから目が覚めて現実に戻った時に軽く絶望的になる。

 

今日は夜更かししてしまったので睡眠はあまりとれないがそれでも目覚める一時間程前には夢を見るだろう。

私は夢の中を生きたい。私にとって現実はひどいものだからだ。

でも一時間しかいられない。

それがひどく寂しい。

双極症のⅠ型では躁状態のときに統合失調症の陽性症状に似た症状が出ると読んだ。

内容も、ずばり自分は人類を救うために生まれてきただの幻聴まで聞こえてくるだの陽性症状そっくりだった。

 

そして、入院期間が長すぎてすっかり鬱状態になっていた私は先生に自分は実は双極症か統合失調感情障害なのではないかと訴えたことがある。

でも医師の答えはNOで統合失調症であり、現在双極症にも効く薬を使っているから問題ないということだった。

 

だとしたら今のこの状態は何なのだろうか。鬱でないのなら陰性症状。

非定型抗精神病薬は陰性症状に効くとされている。

なのに全く効いていない。

 

薬が合っていないのか今の医学ではこれが限界なのか。

頑なに私の変薬を拒んだ医師から新しい主治医に今月から変わった。

だから変薬して良くなるかもしれない。

 

そう希望を持っている。

もし私の病名が間違っているなら薬が合わずあれだけ再発した理由も納得できる。

病名が正しいというならば薬を服薬していたにも関わらずあれだけ再発した理由は霊障としか言いようがない。

 

私の元主治医は無責任だった。再発を恐れるあまり入院中にするべき薬の変薬をしてくれなかった。

おかげで今はこの様だ。

私を退院させてくれたことには感謝しているが、この陰性症状が永続的に続くなどとどこまでも無責任なことを言っていた。

 

健常者には陰性症状、鬱の苦しみなど分かるはずもないのである。

それに抗精神病薬を飲んだこともないくせに一丁前に作用を語り副作用については触れない。

 

私は今の状態が時間によって解決するとは思えない。もう一年近く経つからだ。

ならば変薬しかないと思っている。新しい主治医の采配に期待している。

病名が間違っていたならいたで今更怒りもしない。私は今の陰性症状をなんとかしたいだけだ。