消えた向上心 | 統合失調症との共同生活

今日の訪問看護では薬についての相談を軽くして終わった。

薬を調整してどうなりたいの?と聞かれ、なりたい自分を答えられなかった。

 

以前のように交流的になるのは不可能に感じられるし、

何か勉強や努力して怠惰な生活から抜け出そうという向上心もない。

 

もう私はこういう形に変わってしまったのだと感じている。

興味関心意欲がなく毎日つまらないと言いながら生きて人と関わる気にもならない。

 

こんな私だが、昔友人達とつるんでいた頃は自ら進んでつまらないギャグを披露したりして笑っていたのだ。

今は何の笑いもとれないし、自分自身も笑えない。

 

統合失調症一つでここまで変わるかというくらい人格が変わった。

過去の自分に戻りたいです。と言ったところで何も始まらない。

 

何が一番変わったかと言えば、物事に対する捉え方だ。

以前の私は欲望のままに行動し、それを満たし、それが楽しい。ただそれだけだった。

今の私は欲望は叶わないものに変わり、それを満たす願いは叶わず、だからつまらない。という感じ。

 

いわば諦めの境地である。

今の私には積極性がない。最初に諦めから入っている。

入院中に良くなったと思ったら再発して良くなったと思ったら再発してを3回繰り返した。

完全に自信喪失している。もし物事が順調に運んでしまったらまた再発してしまうのではないかと学習してしまった。

 

無職というだけで世間の風当たりは強い。

どうしても日中活動させたがってくる。

私はこんなにもつまらなくて空っぽの自分を人前に晒すのが嫌なのだ。

バッシングを受けるからである。

 

みんなどうして興味がわくの?なにが楽しくて笑っていられるの?というくらいに共感性に乏しくなった。

陰性症状が強いと自閉的になってくるらしい。

そっちの道に進んだら明るい未来は待っていないと分かっているが進まざるを得ない。

 

かつての私は異常なほどコミュニケーション能力が高く、機転もきいた。

その頃の私に戻れるのなれば、どれだけいいことか。

 

とにもかくにもめんどくさい。強いて言えば生きることがもうめんどくさい。

生きる理由はないが死ぬ理由は山ほどあるという感じ。

 

いつか自殺してみんなからお疲れさまでした。と言われたい。

寿命までこれは耐えられそうもない。

 

寛解するのが先か自殺するのが先か。

今のところ自殺する勇気はないので寛解してほしい。