- 愛の泉 [DVD]/ドロシー・マクガイア,クリフトン・ウェッブ,ロッサノ・ブラッツィ
- ¥995
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「女は表層、男は性能」
こんな映画を観ると、つくづくとそう思う。
時代としては、「ローマの休日」と同世代の映画。
女性はみな、エレガントなフレアたっぷりのスカートをはき
ウエストはきしゃで、子供のように細い。
リカちゃん人形のごとくアニメ的等身の持ち主で
コケティッシュなしぐさが本当にお人形のよう。
そして、年増のいき遅れも、新人秘書も、
最後には白馬に乗った王子様に求婚されて、ハッピーエンドで終わる。
これを観ると、「ローマの休日」にこめられたメッセージ性を
どうしても思わずにいられない。
女性性の中に封じ込められたお人形が
自覚を持って、一歩一歩自らの足で進むオードリーのお姫様を。
ウイリアム・ワイラーはエライ!
「愛の泉」の中で振り当てられる女たちの役柄が
薄っぺらなカワイコちゃんか、男を補佐するだけの自己犠牲ならば
見た目くらいゴージャスじゃないと、間がもたないんだろな。
現代の、女を捨てて、能力のままに出世する高性能な女も
実はやっぱり表層から逃れられない。
40になっても、50になっても、ダイエットとアンチエイジングは彼女たちを
とらえて離しはしない・・・。
ヘタレの私は、心の底からそういう女たちを尊敬する。
仕事をもち、出産子育ても経験し、
ファッションも手を抜かない、なんて・・・。
男にゃ、とうていできない所業よ・・・。


