もしもこうだったらとか、最悪の場合とか、そういう意味のないことやめて、シンプルに現象の事実をみとめて受けていたいね。
本当に、それだけなのだね。
きっと現実のからだのことは。

わたしは彼じゃなかった。
それで良い、変わらない結論に矛盾もない。
事実へ裏付けされて強まるだけだ。

実際にパートナーだったかどうかに関わらず、以前好きだった、想っていた人を悪く言うことやその気持ちはわからない。
ダメな人だったとか最低な人だったとか、どうしてあんな人好きだったのかわからない、とか……なんなら、ダメな人って分かってるのにどうしても好きになっちゃうんです、って言い方も。
自分自身も否定することだし……場合により他人より自分を否定することの方がずっと楽で簡単なことも多いけど。
でも、予想外のあまりに酷いことをされたらそう思うのかな。
恋人に浮気をされたり、暴力とか……いや恋人でないけれど想っていた人に多分色々な酷いことされたこと思い出しても、やっぱり誰かにその人を悪く言う気にはなれないし、今まで好いた人はいまだに全員尊敬していて長所を並べる方がずっと簡単だ。
物心ついてから好いた人は全員何かをつくる人で、素晴らしい作品作りとそこから感ぜられる考え方や生き方も尊敬する。
絵を描く人、映像をつくる人、写真を撮る人、音楽をする人……
好いた人はみんな自慢だ。勝手に。