父から娘に聞きたいことシリーズ。
2つ目は
『個別支援計画』
父いわく『年2回も面談いらない』
『書いてあること変わってないじゃん』
必要性の意味わかんない。
ちょっとまった。
これは、個別支援計画について、事業所も家族もその意味を理解出来ていないぞ。
個別支援計画とは
利用者のニーズや課題に対応して、事業所としてどのようなサービスを提供するかといった方針を書いた物
違う言い方すると
利用者が、困っていること。生きづらさをから変えている部分に対して、事業所がどうサポートしていくかを書いたもの。
つまり
この個別支援は求めている物でなければNoと言って良い物
読み合わせて、判子押して終わりにしているから必要性を感じられない。
私も、仕事でめっちゃめちゃこれが苦手。
この仕事初めて20年以上たつけど、今の個別支援計画は、昔よりずっと本人や家族にわかりやすい計画をと報告が求められる。
例えば、
ニーズ
『元気で楽しくグループホームで暮らしたい』
支援計画
バイタルチェックの実施。
通院の頻度、服薬の支援。
体重が多ければ具体的な運動計画と食事のカロリー計画。
こんな内容をさらに具体的にわかりやすく噛み砕いてガシガシ書いていく。
計画よりも大切なのは、私は報告書だと思ってる。
私は、報告書は、利用者、家族への
ラブレター❤として書いてる。
取り組みした内容だけでなく、その時のエピソード入れて、
『こんなことありましたよ。』
『こんなこと頑張りましたよ。』
『でも、ここはちょっと苦手だから今度こうしませんかっ?』
て提案っていう感じ。
これは、職場の上司から教えてもらった書き方なんだけどね。
この書き方していると報告書読む時に本人も家族もキラキラしてくるの。
そして、私も現場もみんな良い報告したいから支援内容に対して取り組み方が変わってくる。
今の個別支援はケース記録という一ヶ月の利用者の様子をまとめた物があってそれに必ず個別支援の実施状況記載するように国から指導がある。書いてないと実施検査に入られた際にめっちゃ叱られるらしい。
人少ないし、忙しいし出来ない理由なんて沢山あるけど。
その限られた時間で、少ない持ち時間でどこにスポット当てた支援をするか。
そして、それが実を結び出した時、目標達成して、の目標について利用者、家族、職場の仲間と話す時が私は一番好き。
でもね。
そんな施設ばかりではないのもわかる。
だから、ご家族にはきちんと伝えるべき事は伝えてほしい。
自分の子どもが求めていることでないなら。
叶えたいこと。実現したいことがあるならそれを伝えてほしい。
嫌な顔をする施設やスタッフもいると思う。
辞めさせられるかもって思うと怖くて言えないこともあると思う。
でも、変わらない。無理と何もせずにいたら何も始まりはしない。
私も職員していて、要望多い親御さんに対して、めんどくさいなーうるさいな〜って思うこともある。
人間だもの。
でも、それでも言葉にしてもらったことはできる限り答える努力はする。
完璧に出来なくても
0か100の答えてはなくて
当事者の為にどこまで歩み寄れるかを話し合い続けることが大切かな。
なので
そろそろ個別支援計画の中間の面談も始まると思うけど。
個別支援面談は、聞きに行くのではなく、本人に対する支援の話し合いをする場所。これを忘れないでほしいなと思う。