『父亡き後私は姉と暮らせない』
そう思いはしても
それを口に出すことなんて出来るわけもなく、月日は過ぎて行った。
そんな中で父の心臓疾患が発覚。
緊急入院と手術が決まる。
入院、手術て10日位なので、姉と二人で自宅で過ごすように言う父。
でも
私の頭の中は、父の出張1日目の出来事。
さらに
わたしはけっこうファザコン。
なので、
父の入院、手術と退院後の生活にできる限り集中したい。
仕事ももちろんあるので、姉まで分量が行かない。
私は市役所に相談に行き、市役所は退院後もすぐに元の生活は難しいと考え1ヶ月の短期入所を提案。
父は最低退院後すぐに引き取ると引かない。
そこで私は嘘を付く
『今回は緊急なので福祉制度的に最低1ヶ月。預けないのも無理。手術の日伸びたら姉さん夜一人で家だけど、手術日病院一緒は姉さんの精神的負担大きいけど』
父は姉の精神的負担を考えて1ヶ月で了承。
それが、この先大正解の答えになる。
父の手術後のリハビリは思うように進まなかった。退院期限ギリギリまで入院したが
家に戻っても思うように動けない。
でも
姉がいないことで、父は私には、痛いやしんどいは伝えることができた。
私も長年身につけた察する能力の高さで、父が仕事復帰出来るまでに回復するまで父中心で過ごせで満足だった。
大切な親子の時間だった。
でも
ここでさらに確信した。
父が病気になったら父をみながら姉をみて、仕事をすることは私が無理だと。