障がいを持つ子どもを育てるということはとても大変なこと。


第一子だった際には、初めての子育てでわからないことも多いのに、お子さんに障がいがあればその障がいについて、受容し学ばなければいけない。


初めての子育てなら、障がいの有無に気づくことも、それを受け止めることも親御さんにとっては簡単なことではない。


だからこそ、子どもの障がいを受容後は

子どもが困らないように、悲しかったり、苦しい思いをしないように親御さんの多くは頑張られていて、ほんとに尊敬している。


中には、

健常のお子さんと変わらない環境で育てたいとインクルーシブ教育も推奨されている中で想う親御さんも増えて来ている。


海外では、インクルーシブ教育が当たり前に行われている国も多い。

しかし、今の日本の生徒40人を1人の教師が見ている状況の中では可能なのだろうか?


私は当事者が自分らしく生きられるようにようにする為には

『本人が自分の苦手なこと。不得意な所を知り他者にその部分を補ってもらうこと』


これを同級生に伝えて、実現出来るなら、とても素敵なことだけど、現実には、授業についていけない。お友達だけでなく、先生にも助けを求められない。結果、当事者、お友達、先生みんながどうして良いのかわからなくなってしまうことか少なくないのではないだろうか?


一方で、親御さんはとても勉強熱心な方が多く。自分の子どもには支援学校が良いと考えて、支援学校を選ぶ方も増えており、支援学校は教室が足りなくなっている現状もある。


子どものことはこれくらいで

私は大人の障がい者支援の仕事をしている中で思って来たことを書いていく。


親御さんはほんとに大切に当事者を育ててくださっている。障がい特性による身体、精神面のフォロー、だけでなく、身の回りのことも丁寧にサポートしてくださっている。


でも、親なき後、福祉施設で暮らす際にはそれをすべてそのままで引き継げことは出来ない。

グループホームで暮らすなら、1〜2のスタッフで10名前後の利用者も見ている現状では、したくても、できないのが現状である。


正直いうと、


今の障がい者グループホームは、障がい者の方の自立や親御さんの代わりに当事者を支えたいと思う運営者


グループホーム運営の補助金目的て障がい者の自立や支援へのモチベーションを持たない運営者


の2極化になってしまっている。

下のグループホーム運営者がいろいろ問題を起こしてNEWSになるので、親御さん達のグループホームに対する不信感も強くなっており、上記のグループホーム運営は

入所後信頼関係を築くことが大変になっているのが現実だ。


なので、出来ること以上のことを行うことで信頼してもらいたいと思い結果職員達が疲弊してしまい、本来したい

その利用者の可能性と自立を模索するするところまでたどり着けなくなってしまっている。


そこで

親御さんに伝えたいのは、

ショートステイーを利用してからの入所施設、グループホームへの入所である。


理由は


1.本人にとって入所施設、グループホームどちらが適しているのか


2.グループホーム、入所施設どちらが親御さんが安心して親なき後自分の子どもを任せるのか。


3.グループホーム、入所施設でできる事、できない事の見極め


3については、今までしていた事が施設入所、グループホームては難しいこともある。その代わりになる代案や妥協点を見つけることも大切。


間違えないでほしいのは

施設側の意向をすべて飲み込めと言っているのてはない。

あくまでも、施設側と話し合い、当事者、親御さん施設側3者が大きな不安やストレスがないことが大切。


なので本入所決める前にショート利用をしてほしいと想う。


そして、ショートを使うことは本人にとっても親離れの気持ちが生まれてくるということ。

障がいが重いからそんなの理解出来ないと思うならそれは間違っている。


ショートから本入所した利用者は、明らかにショートの時と本入所で動きが変わっている。


本入所になると、他の入所者と動きかほぼ同じになり、ショートとの違いにスタッフの私が驚かされてしまうケースもある。


私の勝手な想像だが

親御さんが、入所の際にグループホームが2つ目の家になることをきちんと伝えていること。その場所かショートで利用してきた場所なら、先輩達の動きも見ているのでそこに合わせて自立しようと目覚めたのかとも想う。


20歳過ぎたら、当事者の自立を意識してショートや福祉施設の積極的な利用をしてほしい。

それにより、親なきあと当事者が自分らしく生きられる場所に出会える機会は増えると思うので。


そして

もう一つ、親御さんにも、自分の為の時間も持ってほしい。

ずっと子育て中心だと、何をして良いのかわからないと聞く。

早めに子離れして、自分の好きなことを見つけて、自分の残り人生をめいっぱい楽しんでほしい。


それは自分勝手なことではないから。

私達障がい者施設スタッフの多くは当事者の幸せだけでなく、家族みんなの幸せを願っています。