EVの販売台数が鈍化しているニュースが昨年末辺りから
出始めて以降、EV下げの記事ばかりが目につく
以前の記事でも書いたが、EVは軽や軽貨物で近距離を毎月1000キロ以上走る条件なら
メリットはあるが、一気に長距離走ったり、1ヶ月の走行距離が500キロ以下だったりする人は
買うメリットがなにもない。
倉庫の100Vコンセントからほぼサクラの充電だけで使用しているが
ここ3ヶ月の電気代が122kwh3162円、183kwh5019円、106kwh2806円
走行距離が1000~1200キロ
3300キロぐらい走って11,000円
ガソリン車が3300キロ走るためには
L160なら68.75L、48km/L
L170なら64.7L、51km/L
リッター50キロ走る超低燃費車が必要になる。
ヤリスHVが燃費良くて36キロぐらいだったか、
軽自動車で先代アルトのMTが25ぐらい
これに勝てるのはカブぐらい?
ガソリン価格が大幅に下がったり、電気代が大幅に上がったりする可能性は
無くも無いが、多少の変動があっても運用コストは圧倒的にサクラが有利。
一番のネックは将来の売却価格だが、初代リーフの失敗により「EV=売るときは値段つかない」と
信じる人が多いが、初代リーフの時代とサクラでは充電池の信頼性が大幅に異なることと
サクラがこれだけ販売されたため、充電池のリプレースが商売として成立するのでは(期待)。。
そもそもメーカー側が10年8万キロまで80%の保証をつけているので、
うちの使い方でも5年は大丈夫、その時点で80%まで劣化していても、今の使い方ではそれほど影響はない。
10年15万キロ乗ったときに充電池交換(たぶんその時には同じサイズでもっと高性能な電池がでている)できれば
100万ぐらい払っても良いと思える。
タイヤの減りが早いなんてのはEVに限らず車重の重い車はすべて同様
2トン超えの大型普通車がこれだけ売れてるのに、今更何を。
製造時のCO2排出量なんてのも最初から言われている話。
そのためにも長く使い、バッテリーのリサイクルの環境を整える必要がある。
ゴミ扱いだった初代リーフが蓄電池として脚光を浴びたり、
走行可能距離が短くても、仮に30キロしか走らなくても、「それでいい」という人が買っていく。
まあ、EVで長距離旅行に行こうとする人のことは理解できないが
彼らは彼らの答えがあるのでしょう。
妄信的にEVを批判している人も短絡的、というか単に自分に都合のいいことしか考えられない人たち。
私はEV信者でもなく、複数台の車の中の一つが軽EVであり、自分の仕事・生活の中で便利に使えているだけの話。
だから逆に、ほとんどの人には軽EVであってもオススメは出来ない。
あ、あと冬の最高気温が10度以下になる日はダメ。暖房使うと電費が3分の1程度に悪化します。
一旦暖まれば良くなるのだろうけど、乗り降りを何度もするような使い方ではずっと悪かった。
なので寒い日は別のエンジン車に乗ってました。暖房はエンジン車の方が圧倒的に暖かい。
100%電気で作った暖かさとエンジンの熱を利用した暖かさの違い?
電気ストーブと灯油ストーブぐらい違った。
逆に夏はEVの方が涼しい。エンジンの発熱が無いおかげでスッキリとした涼しさ?が味わえる。
なのでEVが良いとか悪いとかではなく、その人の使い方に合ってるかどうか?ってことですね。