カンボジアのプノンペンにおからのボランティアに行ってきました。報告その1。 | NONNON cooking salon 高橋典子のブログ

カンボジアのプノンペンにおからのボランティアに行ってきました。報告その1。

九州では、大変な大雨で、水没した田んぼや家屋や、

避難されている方々、、本当に大変なことになりました。心からお見舞い申し上げます。

 

さて、先週、私は、初めてのおからの海外での活動で、

カンボジアの首都プノンペン郊外のスタンミエンチャイ地区というところに、行ってきました。

ここは、かつてゴミ集積所があったところで、その周りにゴミを拾ってそれを売って生活している

貧しい人たち1000人くらいが衛生環境の悪い中、バラック的な家を建てて住んでいる、

特別な地域なのです。

 

日本カソリック宣教者会(JLMM)という団体で、20年前くらいからその地区の支援をしており、

15年間もそこでボランティア活動をされている浅野美幸さんが、私のおからの活動を知って、

ぜひ、その地区の学校で大量に廃棄しているおからを使って、栄養食を作って教えて欲しいと

依頼を受けたのが、訪問のきっかけです。

 

私も知識がなかったのですが、この地区は世界でも有名な貧しい地域で、バラックのように建てられた家には

トイレも風呂もなく、子供達もゴミ拾いの労働の担い手として駆り出されるため、学校などにも行けない子も多胃というところなのです。

そこに、昨年、JLMMが「小さな子供たちの家」という2歳から7、8歳くらいまでの子供たちのための

学校を建て、そこで毎日子供たちが飲んでいる豆乳を作る際に大量にできるおからが、すべて廃棄されていて、

それがあまりに勿体無いので利用したいと考えていた浅野さんが、たまたま私のことを知って、

訪ねてきてくれたのです。

 

私にそんな大役が務まるか不安ではありましたが、でも請われているのだから、できる限りの事をしたい、

少しでも誰かの役に立つことができれば嬉しいと思い、渡航することにしました。

 

カンボジア人は、とても保守的で、食べたことのないものは食べないと聞いていたので、

通常廃棄するおからを、食べ物としてみてくれるか、食べてくれるかが大変に不安でした。

また、味覚も当然日本人とは異なるので、なるべく現地の料理を食べ、どんな味付けが好まれるのかを

いろいろ研究しました。

 

学校周りの地区の様子。拾ってきたゴミが家の前に積まれていて、

かなりの匂いを発していました。

 

家に風呂もトイレもないので、ここが共用の風呂だそうなのですが・・・・(涙)

 

家の中です。この棚がベッドを兼ねていて、この上に夜は5人寝るそうです。

奥に病気のおじいさんが寝ています・・・(涙)

 

昨年JLLMが建てた学校はとてもきれいで、子供たちはこざっぱりした格好をしています。

とっても子供達は純真で、人懐こく、可愛らしかったです。

カンボジアでは子供にお金をかけ、いい服を(中古です)着せるそうです。金のピアスの子もいました。

 

教室でもみんな楽しそう!

歓迎の歌を歌ってもらい、感激しました。

 

こんなにきれいな学校でも、トイレではトイレットペーパーがありません。

高いので買わないそうです(涙)。

手で吹いて、その手を洗うそうです(涙)。

私はティッシュ持参でした・・・。

 

この学校の調理室で、大量のおからを使って、料理を作り、

カンボジアの人たち(クメール人)に食べてもらえるのか、試作をしました。

この続きはまたアップしますので、どうぞお楽しみに!

 

高橋 典子