2024年の20冊目。


「ココ・シャネルの言葉」
(‎ 大和書房 224ページ ) 

山口路子 著

 

 

19冊目はこちらでした↓

 

「私は、私の人生を作り上げた。

なぜなら、私の人生が

気に入らなかったからだ」

 

貧しい子ども時代を経て

「シャネル帝国」と呼ばれる

一大ブランドを築き上げ

莫大な富と成功

愛を手にしたシャネル。

 

彼女は社会の枠組みや常識を嫌った。

 

「私の頭のなかに

秩序を押しこもうとする人々が嫌い」

 

コルセットをはずし、大きな帽子

華美なドレスを捨てシンプルな

リトルブラックドレスを作った。

 

富を誇示するための宝石を嫌い

イミテーションジュエリーを

大流行させ

お金とおしゃれを分離させた。

 

シャネルは

自分が自由に生きることで

その生き方にふさわしい服を提案し

女性の生き方に革命を起こした。

 

シャネルの生涯で

強く情熱ある言葉を集めた一冊。

 

_______________

 

 

「おすすめです♪」と

いただきものの書籍。

 

普段

自分では手に取る機会のない

カテゴリーの本ですので

なおのこと興味深い書籍でした。

 

母の死、孤児院での生活

逆境を乗り越えて

自分を信じて実現するために

邁進し続けたシャネルの

エネルギーや信念がうかがえます。

 

異性からの価値基準で評価された

女性像はその時代の

女性たちにとって

自由を楽しめるものでは

なかった中

今までの概念を大きく変容させ

新しい風を起こし

ファッションを通して

意識そのものを変えてしまうのは

とてもすごいエネルギーだと

思いました。

 

文中にあった

「20歳の顔は自然がくれたもの。

30歳の顔は

あなたの生活によって刻まれる。

50歳の顔には

あなた自身の価値が表れる。」

 

47歳のわたし

なんとも身につまされる

ココシャネルの言葉でした。