2024年の18冊目。
「武士道」
( 岩波文庫 205ページ )
新渡戸稲造 著
矢内原忠雄 訳
17冊目はこちらでした↓
「武士道はその表徴たる桜花と同じく
日本の土地に固有の花である」
こう述べる新渡戸稲造は
武士道の淵源・特質
民衆への感化を考察し
武士道がいかにして
日本の精神的土壌に開花
結実したかを説き明かす。
「太平洋の懸橋」たらんと
志した人にふさわしく
その論議は常に
世界的コンテクストの中で展開される。
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急に読み返したくなって
十数年ぶり(もっとかも)に
手に取りました。
古書のため文字がとても小さくて
老眼のわたしは
読み進めるのに苦労しました
原著は外国向けに書かれた
「BUSHIDO,THE SOUL OF JAPAN」
1899年(明治32年)に発行。
その時代時代で
現代訳されていますが
やはり不朽の名作だと思いました。
武士道とキリスト教との対比など
外国人には難解な日本人の
空気感や距離感など
少しでも感じていただけるのかと。
日本人が潜在的に持ち得ている
道徳観や美徳など
子細に表現されていて
現代人のわたしも「そう!そう!」と
共感できる部分も多いです。
「勇」「礼」「知」が
融合している武士の概念。
剣道を始めた
高1次女にもシェアしたい名著でした♪