2024年の15冊目。
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
( スターツ出版 275ページ )
汐見夏衛 著
14冊目はこちらでした。
親や学校
すべてにイライラした毎日を送る
中2の百合。
母親とケンカをして家を飛び出し
目をさますとそこは70年前
戦時中の日本だった。
偶然通りかかった彰に助けられ
彼と過ごす日々の中
百合は彰の誠実さと優しさに
惹かれていく。
しかし彼は特攻隊員で
ほどなく命を懸けて戦地に飛び立つ
運命だった――。
のちに百合は
期せずして彰の本当の想いを知る…。
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高校生の娘が購入した本。
「ママも読む??」
と貸してくれましたので
読んでみました。
結論から言うと
本を読み慣れている小学校高学年から
中学生くらいの年齢層に
お勧めかと思います♪
特攻隊のこと
学童疎開のこと
配給制度や軍需工場など
嚙み砕いて説明されながら
物語がすすんでいます。
戦争のことを
知るきっかけになりますし
文章がティーン向けに
書かれていますので
難しく構えずに
読了できると思いました。
著者が鹿児島県のご出身で
子供の頃
学校行事で「知覧特攻平和会館」へ
訪れた際に言葉にできないほどの
衝撃を受けたとあとがきにありました。
物語がフィクションですが
手に取りやすい形で
多くの人(特に若い世代)に
知って欲しいという想いを感じます。
映画のほうは未視聴ですので
映像からはいるのも
また良さそうですね。