最近ですが高齢犬の預かりペットホテルがあり臨戦態勢となりました。
突然のお客様の来店に驚き涙の歎願を受けました。高齢犬を抱えるお客様自身も
ご高齢であり、その父の死による葬儀のために遠方まで行かなければならず
愛犬を預かれないかとの相談であり、愛犬購入他店や永年専属となっていた動物病院も
廃業となっており、他の相談先からも全て断られ当店へ・・、迷いましたが長年美容では
お世話になったお客様でもあり、事情も事情であり引き受けることに、前日にHIRO先生とも
自宅を訪ね管理状態や環境を確かめスタンバイとなりました。
感謝するご夫婦に当店でのリスクと「小さな箱に入って帰ることになるかも」とも話し、
ご理解とご覚悟も確認をいたしました。
私にも言い訳を与えないよう片時も離れず、もちろん泊りにて見守りましたよ、
暖かい当店にほとんどを静かに寝ており、吐息を確認するのが仕事であったと思う
ほどでトイレやHIRO先生からの手からのゴハンも平らげてくれました。
飼い主様も帰宅前一番に当店を訪れてくれました。文字に出来ないほどの感謝の
言葉と当たり前ですが元気な姿でお返しが出来ました。
当店では」預かりによる厳しい規約や同意書などにサインを求めたことは一度もなく、また
トラブルも一度もありません。「何もかもそちらのせいで一切責任はとらない」など、そんな
同意を求めるのなら最初から預かりません。
それでも、なんでも引き受けるわけでもなく、性格や高齢を理由にお断りすることも
あり、大切なご家族でもある愛犬のために旅行を諦めるよう、また誰かが残るよう
お話をしたことも多々あり、それが家族であると・・。
にゃんこせんせい
美容料金が安いと言われる当店ですが、ホテルだけはこれでも割安だと思っており
コストに見合わないサービスとストレスに何度もやめようと思ったことも・・。
それでも、慣れた愛犬たちと過ごす夜の時間や散歩で、最近でも寒い中、綺麗な月夜
のしたでジャンバーの懐に入れられた愛犬とおしゃべりしながらあぜ道を歩きました。