ゴジラは怖い。再確認できる映像。
今回記録するのは『ゴジラ-1.0』。私自身ゴジラ作品を観る機会はあまりなく、記憶にある映画作品はシン・ゴジラのみ。あとは子供の頃にゴジラの人形で遊んでいたくらいの思い入れです。アマプラで無料で公開していたのと世間的に評価が高そうだったのがきっかけで見てみることに。結果、想像以上にゴジラが怖くて、ザ・怪獣感を味わえる作品でした。
-----あらすじ-----
舞台は戦後間もない日本。
主人公の敷島(シキシマ)は特攻隊だったが、戦闘機の故障を偽り特攻することなく帰還。
帰還先である日本軍の一時離着陸場に戻るが、そこにいた整備士には敷島の魂胆はバレていた。
敷島を蔑む者もいれば理解し同情する者もいた。
敷島は自分のしたことに葛藤を抱きながら過ごしていた。
その時、警報が鳴り響く。
敵軍の侵略かと思われたが違った。
目の前に現れたのは恐竜の2倍はあろうかというサイズのトカゲのような怪物だった。
成す術なく喰われ、薙ぎ払われる整備士たち。
唯一戦闘機を操縦できる敷島は、整備士長から戦闘機で対抗するよう促される。
しかし、戦闘機に乗った敷島は目の前の怪物に怯え、狙撃することが出来なかった。
敷島が目を覚ますと、そこには整備士たちの遺体が並べられていた。
並べていたのは整備士長。
奇跡的に生き残ったのは敷島と整備士長だけだった。
その後、無事帰国した敷島は、ある子持ちの女性と出会う。
最初は迷惑がっていた敷島だが月日が経つにつれ情が湧いてくる。
そんなある日、またもやあの怪物が敷島の前に現れる。
しかも以前とは比べ物にならないサイズに成長して。
あの時、特攻として任務を全う出来なかった。
怪物を撃つことが出来なかった。
敷島の戦争はまだ終わっていない。
敷島はゴジラと呼ばれる怪物と対峙することになった。
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戦後の時代背景とゴジラという異物が絶妙に交わって面白かったです。時代ならではのゴジラ殲滅作戦も見どころで見ててハラハラします。設定的に新型の戦闘機や機械が発展していない時代なので、ある意味他の作品よりも人類VSゴジラ感が強いと個人的には思いました。
あとは、ゴジラが海で泳いで主人公たちを追いかけるシーン。これだけでも一見の価値ありです。とにかく怖い。画角が怖い。まるで敷島の目線になっているかのような錯覚を覚えるほどドキッとするシーンでした。ここは同様な感想を持った人が多かったみたいですね。
個人的にはゴジラが熱線を撃つ前に背びれが光ってガシャンガシャン!と準備段階に入るのが同じくらい恐怖を感じました。今作品のゴジラは過去作品と比べても熱線の威力が半端ないらしいです。確かに超規格外の描写でした。
最終的に敷島たちはゴジラを倒せるのか。どう倒そうとするのか。是非作品を観て確認してください。
ラストのシーンは、、、、どう解釈するかは人それぞれでしょう。
おすすめ度
●●●●●●●◖ 7.5
見るか悩んでいる人なら見て損はない作品。ゴジラが特別好きという人でなくても思った以上に面白いと感じると思います。
私も実際映画を観てゴジラが好きになりました。