おひとり様たちが集まりいつの間にか友達に。
男女の友情、同性の友情、それぞれの価値観に共感できるお話。

 

 

出演

多部未華子:潮ゆくえ(塾講師)

松下洸平:春木椿(会社員)
今田美桜:深雪夜々(美容師)

神尾楓珠:佐藤紅葉(イラストレーター)

 

 

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塾講師のゆくえは、今日も幼馴染の赤田とカラオケに来ていた。赤田とはよく二人で遊ぶ。親友だ。赤田には彼女がいて、ゆくえにも恋愛感情はない。健全な男女の友情だった。

 

 

そんなある日、いつものように赤田とカラオケで待ち合わせると赤田が少し遅れて部屋にやってきた。遅いことを言及するも内心別に気にしていないゆくえは、赤田に早く部屋に入って歌うよう促す。しかし、赤田は頑なに部屋の中に入ろうとしない。

 

 

なぜ部屋に入らないか理由を聞くと、気まずそうに赤田は答える。

 

 

「男と女だから、密室は駄目なんだって」

 

 

赤田の答えに理解が追い付かないゆくえ。どういうこと?ゆくえの口から何の屈託もない疑問が漏れる。

 

 

 

 

赤田が言うには、今度結婚が決まった奥さんにゆくえとのLINEを見られたという。ただ、ゆくえと遊んでいることは毎回言っていたし、奥さんもそれを了承していた。ただ、、、、。

 

 

奥さんはゆくえのことを男だと思い込んでいた。それが実際は同年代の女性。奥さんはこれまでの赤田の行為に若干引きつつ、これからは二人で会うことを拒否したという。男女の友情が成立するかどうかは当事者にしかわからない。そう、当事者にしかわからないのだ。第三者の奥さんから見ればそんなものはない。男と女が密室で長時間いれば、いつか友情以上の関係になると、そう思ったのだ。

 

 

赤田がいくら奥さんに説明しても、奥さんが納得することはなく、赤田は、仕方なく、ゆくえとの友情を終わらせる為に来たのだ。

 

 

理由を聞いたゆくえはもちろん納得できない。赤田と自分が恋愛感情を抱く?あり得ない!しかし同時に、客観的にみたら、そう感じる人もいるということも理解はできていた。けどそれは、自分と赤田以外の話。そんな風に思えるのも当事者だから。それもわかっていた。

 

 

赤田のいないカラオケBOXでゆくえは一人歌う。これからどうしよう。何を隠そうゆくえには赤田しか友達がいない。新しい服を評価してもらうのも、仕事の愚痴を話すのも、スタバの新作の感想を言うのも、全部赤田だけだった。

 

 

 

 

30代前半にして唯一の友達をその友達の一番大切な人に奪われたゆくえ。

途方に暮れる夜だった。

 

 

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今放送中のドラマ『いちばんすきな花』。

木曜22時からフジテレビでやってます。

 

 

男女の友情や同性の友情など人間関係をテーマにしたヒューマンドラマ。割と早い段階でメインキャストの四人が集うのですが、彼女らの関係性がとても心地いい。恋愛感情が生まれそうで全然生まれなかったり、それぞれの人生に共通点があったり、大人になってからできる友人関係っていいなぁと思わせてくれる描写が多くあります。

 

 

個人的に雰囲気が似てると感じた作品が『カルテット』。この作品が好きな人だったら今作品もきっとハマります。今絶賛放送中の作品なので、観ていなかった人も各配信サービスで見返すことが可能です。この記事を見て少し気になった方は是非観てみてください。

 

 

ドラマ『いちばんすきな花』。

人生において優先すべきは何なのか。考えさせられる作品です。

 

 

 

 

【個人的ポイント記録】

 

キャスト・声優

★★★★★★★★☆☆ 8

ストーリー

★★★★★★★★☆☆ 8

演出・演技

★★★★★★★★☆☆ 8

音楽

★★★★★★★★☆☆ 8

男女の友情成立できる度

★★★★★☆☆☆☆☆ 5

友達の家に生きたくなる度

★★★★★★★★★★ 10

再見度

★★★★★★★★☆☆ 8

おすすめ度

★★★★★★★★★☆ 9

 

仕事終わりに誰かの家でたむろ。大人になった今だからこそもう一回やりたくなりますね。

 

 

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