世界的ゲームの主人公マリオとルイージが大暴れ
今回記録する作品は『スーパーマリオブラザーズ』。
誰もが知る大人気ゲームシリーズのマリオが映画化されるとあって公開前からすごい話題でしたが筆者も気になり観に行ってみました。ちなみにマリオ作品はそこまでコアなファンというわけではなく、スマブラやスーファミのドンキーコングをやったことがある程度。それでも十分に楽しめる作品でした。
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ブルックリンで水道管の修理屋として働くマリオブラザーズ。ある日マリオとルイージは独立を決意し全財産を叩いてCMを作成します。
そのCMは二人が納得のいく出来でしたが、元同僚や家族からは冷ややかな目で見られ、特に父親からは「理解できない」と虐げられてしまいました。マリオは父親にまで独立を否定されてしまったことに傷つき部屋にこもってしまいますが、弟であるルイージはそんなマリオを元気付けます。
「兄さんと二人ならどんな困難も乗り越えられる」
そうマリオに声をかけると、偶然あるTV中継が流れます。それはブルックリンの街中で水道管の破裂騒ぎが起き、街中水浸しになってしまっているという内容でした。ここがチャンスだ!と息巻いた二人は駆け足で現場に向かいます。
現場についた二人は早速水道管破裂の原因を突き止めますが、修理に失敗し破裂はさらに勢いを増してしまいます。水の勢いに流され二人が辿りついたのは一本の土管の前。恐る恐る近づくルイージは音もなく吸い込まれてしまいます。
異変に気付いたマリオはルイージを呼ぶも応答は無し。不審に思ったマリオも土管に近づくと、マリオも土管の中に吸い込まれてしまいました。そして、、、マリオが次に目を開けると、そこには無数のキノコが生えたキノコ王国が広がっていたのです。
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マリオの世界観がそのまま映画になった作品。ストーリーや設定はゲームと同じものなのか、それとも映画オリジナルのものなのかはわかりませんが、気になるところはありませんでした。しっくりくる内容です。
マリオたちの両親が普通に登場したり、マリオたちがヒーローではなく普通のおっさん?だったり浅めなファンならびっくりするような設定かもしれません。
物語は序盤からてんやわんやする展開で目まぐるしいです(笑)とにかく騒がしいストーリーで、キノコ王国についてからが本編なのですがそこに辿り着く前からワクワクしっぱなしです。
個人的に4DXで鑑賞したのですが、この作品は4DXで観るのがおすすめです。ずーーーっと何かしら椅子がアクションを起こします。揺れるのは当たり前、水しぶきは飛ぶわ、首元に空気が噴射されるわ、もうアトラクションと何ら変わりません。USJにあるスパイダーマンとかが好きな人なら絶対楽しめます。
乗り物酔いが激しい人、満腹の人は気持ち悪くなるので控えましょう。あと、爆発のシーンや運転するシーンなど随所で風が席に吹いてくるのですごく寒くなります。夏でも何か羽織るものがあるとより快適に楽しめます。
ストーリーはゲームとは一味違く、とらわれるのはルイージです。いつも助けを求めるピーチ姫が国を救う為大活躍します。かっこいいし可愛い。マリオとは初対面の設定のようでありあくまでマリオは弟を、ピーチは国を助けるためといった共同戦線のような関係です。
主に登場するキャラクターとしてドンキーコングもいるので、スーファミや64などでプレイしたことがある人は懐かしいキャラがちょこちょこ出てくるのを探すのも面白いかもしれません。
最大の敵であるクッパはゲーム同様今作品でも立ちはだかります。正直、マリオの世界観で描かれているからこそクッパというキャラが許されているのであって、全く違う作品や実写化などにしたら結構えぐいことしてます彼。ピーチ姫に寄せる一方的な愛は健在のようで劇中歌われるピーチ姫に対する曲は一聴の価値ありです。
『スーパーマリオブラザーズ』
映画を観に行くというより一つのアトラクションに乗る気持ちで、ぜひ4DXで鑑賞してください。
【個人的ポイント記録】
キャラ
★★★★★★★★★★ 10
ストーリー
★★★★★★★☆☆☆ 7
演出・演技
★★★★★★★★★☆ 9
音楽
★★★★★★★★★☆ 9
大人も子供も楽しめる度
★★★★★★★★★★ 10
ゲームしたくなる度
★★★★★★★★★★ 10
再見度
★★★★★★★☆☆☆ 7
おすすめ度
★★★★★★★★★☆ 9
一生に一度は観たい作品。観るなら4DXがオススメです!