可愛い作画からは想像できないストーリー。R15指定なのもうなづける描写と脚本。話を進めるうちに世界観の虜になります。
記念すべき50作品目に記録するのはアニメ『メイドインアビス』。
現在も続いている作品で、原作はコミックになります。
コミックも今だ連載中でアニメは2期まで放送済みです。
ちなみに少し、、、いや、割とグロイ描写で表現されるシーンが時々あります。
苦手な方は理解したうえでご鑑賞ください。
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人々が住む島の真ん中に超巨大な穴があった。
その大きさは居住区の数倍はあろうかというサイズ。
その穴は「アビス」と呼ばれていた。
主人公・少女リコは尊敬する母親と同じように冒険家を志していた。
冒険家とはアビスの中に入り地下深くに眠る財宝や文明を求める者たち。
幼いころ母親に連れられたことのあるリコは成長した今もアビスに魅かれていた。
しかし憧れとは別にリコにはアビスを冒険したい理由がある。
母親がアビスから戻ってこない。
幼いころに旅立った母親が一向に戻ってこないのだ。
リコは自分の母親に会うために、そしてアビスの謎を解くために、冒険へと旅立つ。
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アニメ作品の中でも屈指の世界観を持つ作品だと思います。
観始めたら一気に観進めたくなる魅力がありますし、ストーリーが秀逸で他にはない胸を抉られる感覚にさせてくれます。
冒頭でも言いましたが描写がグロイ時があります。
なぜかというと、物語の舞台となるアビスですが実はこのアビスには呪いというものが存在します。
この呪いというのは上昇負荷というもので、一度アビスの中に入って下に進めば進むほど上に戻るときに身体に負荷がかかるというものです。
この負荷が相当なもので、アビスは第1層、第2層と何層かのエリアに区分されているのですが、第1層のエリアの呪いでさえ激しい頭痛や嘔吐といった影響を与えます。
つまりアビスの奥深くに進めば進むほど地上に戻ることは困難になるのです。
さらにアビスの中には古代より生き延びてきた生物も存在し、それらは人間の想像をはるかに超えた生命力をみせます。
これらの要因がこの作品がR15指定になるほどの描写をせざるを得ない理由、、、、だと思っていました。
あの話が始まるまでは、、、、。
メイドインアビスの本当のグロさは描写ではありません。
物語そのものです。
残酷なストーリー、だけど光も希望もある。
主人公リコはいつも前向きに勇気を与えてくれます。
これからもリコの行く末を見守っていきたいと思います。
『メイドインアビス』
作画からは想像できない神々しい世界観と感情が入り乱れるストーリー。
まだ観たことのない人は覚悟を持ってご視聴ください。
【個人的ポイント記録】
キャラ
★★★★★★★★☆☆ 8
ストーリー
★★★★★★★★★☆ 9
演出
★★★★★★★★★☆ 9
音楽
★★★★★★★★★☆ 9
胸をえぐられる度
★★★★★★★★★☆ 9
見た目可愛いからって子供に見せられない度
★★★★★★★★★★ 10
再見度
★★★★★★★★★☆ 9
おすすめ度
★★★★★★★☆☆☆ 7
食事中はあんまり観ないことを推奨。
キャラが可愛くて日常パートはほんわかします。