(※このブログは自分が観た映画を記録する為に綴っています。観てから数年経っていて記憶が曖昧なものもあります。映画の内容や登場人物の心情など、全て個人的な解釈となりますのでご了承ください。 )
今回記録する映画は『イミテーションゲーム』。
主演はベネディクト・カンバーバッチ。何度も言いたくなる名前、ベネディクト・カンバーバッチ。名前がすでに何かのキャラみたいです。そんなベネディクト・カンバーバッチはマーベルシリーズのDr.ストレンジで有名です。
主人公のチューリングは天才的数学者。特にパズルゲームなどが得意で誰にも負けない自信を持っていました。
そんなある日、彼は自ら志願してドイツ軍の暗号機を解読できると豪語します。しかし、責任者はそんなチューリングの言葉など信じるわけもなく追い出そうとする。しかし、彼が放った「エニグマ」という言葉を聞いて、彼の解読チーム入りを許可しました。
時代は1930年代。チューリングが住むイギリスとドイツは戦争状態でした。ドイツ軍は毎日変える暗号を駆使し年密な作戦でイギリスを攻めており、イギリスはその暗号を解かない限り、長い年月苦しめられることが強いられます。
戦争を終わらせるため、暗号解読チームを組んだイギリス。その中にチューリングの姿がありました。
この映画は、ある天才的な数学者が残した壮大な偉業の物語です。
-----
雰囲気は全体的に落ち着いたシーンが多め。数学的な知識は特に必要なく誰でも楽しめる作品です。
この作品の見どころは、時代背景が織りなす差別的要素が組み込まれたストーリーです。男尊女卑もありますし、男女が一緒に働くことに抵抗を覚える人も多いです。こういった映画を見ると本当に今の時代は多様な考えが浸透しているなと感じました。
チューリングが抱える問題。天才が故に孤独を好み、無意識に人をイラつかせてしまう。そんなチューリングですが物語の終盤には彼に対する評価は変わるかもしれません。
映画『イミテーションゲーム』。
今の世の中があるのはチューリングのおかげかもしれません。
世界の真実に興味がある人は是非。