(※このブログは自分が観た映画を記録する為に綴っています。観てから数年経っていて記憶が曖昧なものもあります。映画の内容や登場人物の心情など、全て個人的な解釈となりますのでご了承ください。 )

 

 

 

 

 

今回記録する映画は『オブリビオン』。

主人公、ジャック・ハーパーは廃墟と化した地球で生活するエンジニア。地球は謎の宇宙生命体によって侵略の被害にあり壊滅状態にあった。月を破壊され、天変地異ともいえる被害を受けた地球だったが、何とか戦争には勝利。物語は戦争が終了して時が経った地球を舞台に進んでいく。

 

 

 

ハーパーに与えられた任務は、各地にある海水を吸い上げる装置をメンテナンスすること。ハーパーと彼の相棒ヴィカは唯一地球に残る人類。彼ら以外の人類は遠い土星の衛星であるタイタンに移住していた。ハーパーらの活躍により吸い上げられる海水は人類が生きていく為に必要なエネルギー源に変えられていた。

 

 

 

ハーパーらの任務はもう1つ。地球に侵略してきた宇宙生物”スカヴ”から装置を守ること。スカヴは巡回用のドローンを破壊したり、装置を爆破したりなど、人類存続に於いて非常に危険な存在であった。ハーパーらは万が一スカヴに捕まった際に、機密情報を漏らさないように、任務に就いた5年前までの記憶が消去されていた。早くタイタンに帰還したいと願うヴィカとは裏腹に、どこか地球での生活に憧れ、タイタン移住に乗り切れないハーパー。

 

 

 

 

 

 

そんなある日、宇宙に向かってある信号を送っている電波を発見するハーパー。示された場所に向かうと、一機の宇宙船が墜落した。生き残りはただ一人の女性。この墜落した宇宙船が、人類の運命を大きく変えることになる。ハーパーは愛する地球で暮らすことは出来るのか、、、、。

 

 

 

-----

 

 

 

インターステラー、ゼログラビティに続き宇宙映画です。といっても舞台のほとんどは荒れ果ててはいますが地球です。主演はトム・クルーズ。はい、もう面白いですね。

 

 

 

感の良い人だったら、物語の途中で色々な伏線に気付き大筋のストーリーを予測できるかもしれません。自分は全然できなかったので、途中びっくりしました。この作品の見どころは、以外にも人間模様にあると思います。登場する人類はハーパーとヴィカですが、2人の間には同じ任務に就くパートナーという肩書はあれど、やはり男女なのでそういう関係にもなっています。しかし、2人が暮らすのは空高くに設置された基地。監査役のヴィカは地上に降り立ったことがありません。変わってハーパーはほぼ毎日地上を闊歩しています。そのギャップから地球に対する思いにすれ違いが生じます。

 

 

 

宇宙船が墜落して生存者が判明した時もそう。2人のリアクションには多少違いがあります。任務を完遂してすぐにでもタイタンに行きたいヴィカ。地球への思いがぬぐい切れないハーパー。どちらの気持ちも分かりますが、素直に考えると、皆がいるタイタンに帰りたいって思うのが普通な気がします。

 

 

 

公開当時、物語のオチについて賛否両論あったり、物語がわかりにくいなどの意見も目立ちましたが、個人的には総じて良作でした。ストーリーもそこまで複雑ではないし、オチも個人的には「当人同士がそれでいいならいいんじゃない?」と一応納得は出来る内容だったと思います。

 

 

 

映画『オブリビオン』。

とっつきづらい印象かもしれませんが観てみると意外とあっさり2時間過ぎます。インターステラーやゼログラビティに比べると、常にドキドキする感じでもなく「そういう事だったのか」とびっくりするような作風。SF要素が強めです。宇宙映画好きなら是非。