(※このブログは自分が観た映画を記録する為に綴っています。観てから数年経っていて記憶が曖昧なものもあります。映画の内容や登場人物の心情など、全て個人的な解釈となりますのでご了承ください。 )

 

 

 

 

 

 

 今回記録する作品はドラマ『ソロ活女子のススメ』です。ドラマの記録が多くなってきたのは気にしないでください。社会人になってから十数年、ドラマを毎週追いかけるなんてことをしていなかったので、配信サイトで面白そうな作品を観るとつい手を出してしまいます。この作品もその一つ。

 

 

 

 主人公の五月女恵(さおとめめぐみ)は出版社に勤める契約社員。年齢は39歳。独身。彼氏なし。仕事をそつなくこなす彼女はプライベートも忙しい。同僚から焼肉に行かないかと誘われるも、彼女は”用事があるので”と丁寧に(?)断った。同僚の誘いを断って向かった目的地は、、、、

 

 

 

焼肉。

 

 

 

中に男でもいるのかと思うと、店内に待ち合わせの様子はない。一人で店の真ん中に位置するテーブル席に腰を掛けた。隣ではしゃぐ若い男性グループを横目に、慣れた様子でメニューを注文し始める恵。注文したのはとりあえずタン塩、、、、ではなく、ロースやコムタンスープ。ロースはごま油に塩で。

 

 

 

恵は以前から疑問を持っていた。焼肉で最初の注文の時、とりあえずタン塩を頼むのは何故なのか。よくよく考えたら自分はタン塩がそこまで好きではない。何となく、とりあえず当たり前のように頼むことに違和感を覚えた。そのことを”ソロ活初心者”の頃に店員に聞いた恵。答えは、タレものから焼くと網にタレがついて肉に味が移ってしまうからだそうだ。また、最初はさっぱりした塩味から頼んで徐々に重めのカルビやハラミに移行するのがおススメらしい。

 

 

 

恵はカルビよりハラミよりロース派だった。だから彼女はロースを頼んだのだ。一番最初の注文から。これは会社の同僚と来てたら出来ない注文だっただろう。恵はソロで焼肉に来ることによって、自分の思う通りの最高の焼肉を堪能するのであった。

 

 

 

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主人公を演じるのは江口のりこさん。地味だけど重要な役柄が多いバイプレーヤーですね。そんな江口さんが今作品では主役です。ただその主役も江口さんらしいというか、決して”主人公!!”という訳ではなく、どこにでもいる40手前の独身女性、といった感じです。

 

 

 

このドラマはエッセイが原作で作者は朝井麻由美さん。のほほんとした雰囲気の作品に仕上がっていて原作ももちろん面白そうです。ドラマは1話完結型で、毎回恵がどこかでソロ活します。リムジンに乗ったり、動物園に行ったり一人で好きなように行動します。女版の孤独のグルメと思ってもらえればわかりやすいかもしれません。孤独なグルメが好きな人はきっと好きな作品になると思います。

 

 

 

物語性も何もないので、ご飯を食べながらでもお風呂に入りながらでも寝る前でも時と場所を選ばず観れます。ちょっと変わった独身女性の日常を覗き見てる感。ただただボーーーっと観てました。恵が一人で楽しんでいるのを観て焼肉が食いたくなったり、久しぶりに水族館に行きたくなったり、なんか自分もソロ活してみようかなと思うこともありましたが結局ソロ活はまだ出来てません。そういうとこですよね。

 

 

 

実際、恵みたいなソロ活女子って世間にどれくらいいるんですかね。実は結構たくさんいたりして。というか多分実際結構普通レベルにいて、共感する人が多かったから実写化ドラマになったんですよね。色々な人のソロ活を見てみたいなと思いました。ソロ活おっさんのススメ、とか。そんなおっさん溢れてますか。街に行ったらすぐ見れますね。

 

 

 

観るとなんだかほっこりした気持ちになるソロ活女子。恵の行動を覗き見てみてください。

ドラマ『ソロ活女子のススメ』。是非。