（※このブログは自分が観た映画を記録する為に綴っています。観てから数年経っていて記憶が曖昧なものもあります。映画の内容や登場人物の心情など、全て個人的な解釈となりますのでご了承ください。 ）
今回記録する映画は『ピンポン』。
主人公ペコと親友のスマイルの友情と成長を描いた青春映画です。
ペコとスマイルは幼いころからの親友。小学生の頃、いじめを受けていたスマイルを助けたペコはスマイルにとってヒーローでした。そんな二人も今は高校生に。2人は卓球部に所属し、インターハイ優勝を目指します。
ペコは卓球にまっすぐ熱い男で、スマイルはいつもクールに物静かな男に成長していました。2人は中国から来たという卓球選手と出会い、ペコが試合を申し込みますが惨敗。
そんな中、スマイルはいつも通り。卓球はただの暇つぶしとどこか冷めた態度。ある日の試合では必死にプレイする相手選手を見てわざと試合に負ける等、スポーツマンシップにあるまじき行為をします。
ペコは同じ大会で、アクマというライバル校の選手に惨敗。自身があったペコはショックのあまり卓球から離れてしまいます。
卓球から離れたペコ。本気で勝ちを取りにいかないスマイル。2人の少年はインターハイで優勝することが出来るのだろうか、、、。
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漫画の実写化映画の先駆け的作品。
主人公ペコを演じるのは安定の窪塚洋介さん。スマイルは井浦新さん。2人ともキャラに合っててナイスキャスティングです。
個人的にこの作品が面白いと感じたのは、「主人公最強」という感じではないこと。むしろ登場人物の中では弱い方です。さらに昔いじめから守っていたスマイルからも卓球の技術で上回られる始末。最終的に覚醒はしますが、序盤は負けっぱなし。つい頑張れって言いたくなります。ペコが挫折する気持ちも理解できるし、スマイルが手を抜く感覚もわかる。それぞれの人間らしさが魅力です。
試合のシーンは迫力もあるし、卓球って意外とリアルな世界でも魅入っちゃいますよね。少年2人の成長をコミカルに時には真面目に描いた良作です。監督は宮藤官九郎さん。面白くないはずがない。
映画『ピンポン』。
ポップコーン片手に観ましょう。面白いです。
