(※このブログは自分が観た映画を記録する為に綴っています。観てから数年経っていて記憶が曖昧なものもあります。映画の内容や登場人物の心情など、全て個人的な解釈となりますのでご了承ください。 )

 

 

 

 

 

 

今回記録する映画は『万引き家族』。

大ヒットした映画なので知ってる人も多いと思います。私も短いスパンに2回観ました。万引き家族のタイトル通り、街の片隅に住む家族が万引きをして暮らしていく物語です。

 

 

 

夫婦を演じるのはリリーフランキーさん、安藤サクラさん。妻の妹役が松岡茉優さん。息子役に城桧吏さん。祖母役に樹木希林さん。

上記の人物に加え、夫が劇中に保護する少女1名を加えた計6人が”万引き家族”となります。

 

 

 

夫婦は共働きでしたが、それでも家計は賄えず、祖母の年金を頼りに生活していました。それでも回らない時は万引き行為を行い、生き延びていました。妹を除き家族全員が万引きします。駄菓子屋でお菓子を万引き。スーパーで食材を万引き。釣具屋で釣竿を万引き。バイト先の忘れ物を万引き。パチンコで人の玉を万引き。

 

 

 

犯罪を犯す人の心情・表情がリアルに表現されていて見入ります。万引きする人間というのは、何食わぬ顔でやってるんですね。堂々とさえ感じました。特に祖母が万引きするシーンは、自分のおばあちゃんがこうなったら悲しいなと胸が痛くなるシーンでした。

 

 

 

ところで、『万引き家族』が、ただ万引きを繰り返す家族を描く映画だと思ったらそれは違います。夫が拾った少女の影響で息子の心情に変化が起こったり、夫婦関係にも深く入り込みます。妹の隠し事や祖母の存在意義。少女の幸せのあり方等、色々な視点から物語が進んでいきます。少女は親に虐待されているところを保護するのですが、少女の親のような人は決して少なくないと思います。親から離して救うことは決して悪いことではないとも思います。しかし、少女を保護したことで家族は少しずつ変化していってしまいます。現状で充分幸せだったはずなのに。

 

 

 

一見幸せそうに見える家族ですが、ある特殊な家族なんです。万引きは絶対にしてはいけない犯罪行為ですが、万引きによって繋がれた家族は幸せになってもいいと感じました。なってほしいと感じるほど、幸せな家族です。

 

 

 

結末に関しては、本当のラストシーンは「うわあ~」という感じです。(どういう感じ?)少しえぐります。が総じて納得のいく結末でした。

ハッピーエンドかバッドエンドか、どちらとも取れないかは、ぜひ映画を観て確認してください。

 

 

 

映画『万引き家族』。

役者さんの演技が素晴らしく、物語を観てるようで、ドキュメントを見てるようで。気持ちが明るくなる内容ではありませんが、心にぐっとくるものがあります。家族の在り方を再確認できる魅力歴な作品でした。
 

 

 

 

 

予告編はこちら↓

 

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